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神様のメモ帳7 (電撃文庫 す 9-15)

神様のメモ帳7 (電撃文庫 す 9-15)

神様のメモ帳7 (電撃文庫 す 9-15)

作家
杉井光
岸田メル
出版社
アスキー・メディアワークス
発売日
2011-07-08
ISBN
9784048706919
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神様のメモ帳7 (電撃文庫 す 9-15) / 感想・レビュー

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よっち

ホームレス狙撃事件が多発する中、芸能人夏月ユイが失踪した父親と会って話がしたいと依頼に来たお話。少佐のことが語られた巻でもありましたが、父親のギンジが死亡、ユイからの依頼が宙に浮いてしまう中で、思いを抱え込んでしまう人や、矜持があるがゆえに動けない人たちを放っておけずに、人と人とを繋ごうと奔走する鳴海は、本人が思っている以上に周囲の人々にとって大きな存在なんですね。悲しいやるせない結末でしたが、ああするしかなかったんでしょうか(ため息)平坂組の面々と、勘違いして赤面してデレるアリスの存在が癒やしでした。

2014/05/13

まりも

失踪した父に会いたいとアイドル夏月ユイが依頼を出すが達成前に彼女の父ホームレスのギンジが首なし遺体で発見されてしまう。今回は少佐回。少佐の過去と今回の事件を絡めて物語を進めていくのは見事。依頼がなければ動くことのできないニート達とそんな彼らが動くためのきっかけを作るために奔走するナルミ。仲間の為に動く思いがナルミの最大の武器なんですよね。結末は悲しいものでしたがそんな悲しい結末にも人の思いがこもっているのがこの作品にあっていると思います。アリスはどんどん可愛くなるなぁ。

2014/06/24

くろり - しろくろりちよ

ホームレスたちと、少佐のお話。探偵は死者の代弁者…今回は、さらに悲しくさらに透明に。ホームレスをしている父親に会いたいアイドルと、父親とのすれ違う気持ち。単独行動をする少佐が抱える理由。少佐の気持ちにするりと入りこんだのはやっぱりナルミ。ニートたちの優しい無関心も、理由がなければ動けない自縛も関係なく。人と人とを繋がる力になれる素材。一度はホームを失ったホームレスが、またホームを見つけて。帰って来れて幸せでしたか?ナルミと同じく問いかけ、おかえり、おやすみ、と心の中で呟く。

2012/06/15

オセロ

【KU】う〜ん…。売れっ子アイドルからの依頼はラーメン屋「はなまる」の近くにある公園にいる父親とおぼしき人物と話がしたいというもの。そんな親子の問題を通じて、少佐のアイデンティティを掘り下げるというストーリー。仕事にかこつけてナルミがアイドルとイチャついてるんじゃないかと心配するアリスは可愛らしく、今まで一番ミステリーが強かったものの、内容に関しては今までで一番好みではありませんでした。

2024/10/26

Yobata

ニートにとって怨嗟の日である勤労感謝の日が過ぎ、クリスマスが近づいていた頃。改造モデルガンでホームレスが狙撃されるという事件が多発していた。そのホームレスが多く生活していた区民公園の取り壊しが決定されそうな時、芸能界の夏月ユイが依頼にやって来る。依頼内容は父親に会って話がしたいという事で、父親は、そのホームレスの一員のギンジであった。何とか会うように説得を試みるがうまく行かず、さらにギンジは死体となって発見される。その犯人は先の改造モデルガン事件の犯人と同一らしく、しかもそれは少佐の後輩であった。単独で→

2012/02/12

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