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ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たち

作家
田辺聖子
出版社
KADOKAWA
発売日
1985-04-01
ISBN
9784048724098
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ジョゼと虎と魚たち / 感想・レビュー

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クリママ

短編9編。ほとんどが30歳前後の女性、大人の恋模様。素直だけれどちょっと思わせぶりな表現、ねっとりするような大阪弁での会話。あ、これからが大変なことになるかもと思うところで、終了。今あまり見ることのない難しげな言葉もそこここにある。昔のほうが日本語はたくさんあったのかななどと思いつつ、80年代の作品は、全く色褪せていない。

2017/05/23

毛利武良

☆☆☆☆ ずーっと前からタイトルに惹かれて読みたかった本をやっと読んだ。同じ人が描いた表紙の絵が水着を着ていない方の文庫を読んだよ。さらっと読めたど本当に良かった。愛があった。あとがきも良かったな。

2014/09/24

なつみかん

映画のジョゼ(アニメに実写)を見たので原作も読んでみた。これが実は短編集だったので(それぞれ何とも余白を感じる具合がいいのでした。)その中でよくジョゼを抜き出した門だと思う。

2021/02/03

akane

映画を見て、田辺さんの本書を初読み。大阪弁でふわふわとした、とらえどころのない、やさしい空気を醸し出す男女の会話が心地いい。物語の展開がどうのというより、田辺ワールド特有のアンニュイなムードを楽しむ短編集、というイメージ。特に好きな作品は、「それだけのこと」。指人形の腹話術がかわいくてかわいくて、でもよくよく考えたら、かなりきわどいことをしゃべっているチキ。「昼寝するつもりと見えました」という人ごとのノリで締めくくる粋さにも感服。ふくよかでおっとりした女性が描かれた本くに子さんの挿絵も、作品にぴったり。

2018/05/09

カレー好き

図書館から、どうぞお持ち帰り下さいコーナーの本を遠慮なく頂き読了。表題作は過去に映画化され評価も高い。大人の女と男の恋愛短編集。正にオトナの恋愛を露骨でなく、艶めかしく描かれる。関西弁の掛け合いがよい。表題作だけでなく他編も好きです。オトナの方にオススメします。☆4つ

2015/11/23

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