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罪深き緑の夏

罪深き緑の夏

罪深き緑の夏

作家
服部まゆみ
出版社
KADOKAWA
発売日
1988-12-01
ISBN
9784048725156
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罪深き緑の夏 / 感想・レビュー

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雪紫

再読。あの夏の初恋。焼かれる絵画達。童話達に飾られた蔦屋敷。そして、執着。何処か幻想的で耽美で、退廃的なムードにならないギリギリを歩んでいる。再読でもちょっとわかんないとこあったけどなんか、この世界にもっと浸っていたい気分を味わう。

2023/10/16

メルト

若手画家の周囲で起こる事件を描いたミステリー作品。ミステリーとしても一流だけど、もっとも心を惹かれたのは使われている言葉に、西洋画のような「美」を強く感じたことでした。だから、この言葉をいつまでも読んでいたい、この世界観に酔っていたい、と思いながら読んでいました。ミステリー小説なので、ネタバレをしないよう、内容について詳しいことは言いませんが、作品世界にここまで強く引き込まれた作家はこの方くらいです。とにかく、鮮烈な作品でした。

2017/10/28

megumi♪

ミステリーなのか恋心を描いたものなのか芸術を描いたものなのか…どれも分からないけど、この作品の世界観は完成されていてそれはどこか恐ろしく美しいものでした。内容よりも使われている言葉や世界観で読み続けられた作品です。

2021/05/23

ハムプー

ぞくぞくするのですが、なんか曖昧。それを狙っているのかもしれませんが、はっきりしている方が、好みです。

2017/05/06

ばたこ

面白くて一気読み。鬱蒼とした森の中の石造りの屋敷、塔の上のフレスコ画、燃える画廊、溶かされた絵画。耽美で陰鬱な世界観にこれでもかと浸れました。風景、情景だけでなく登場人物達それぞれの心の闇もきちんと描かれていてとても惹き付けられました。最後のおまじないの言葉は彼女のお父さんだったのかなぁ。

2023/11/08

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