白鳥の王子ヤマトタケル 大和の巻
白鳥の王子ヤマトタケル 大和の巻 / 感想・レビュー
Ayumi Katayama
小碓は大碓を斬らずに逃がす。色々な物語が紡げるものだなぁ。でもこれはこれで兄弟愛が胸に迫る。馬で駆け舟を漕ぎ足で山路を登り雪を踏みしめる。小高い丘から遥か遠くまでを見晴るかしたろう。普段見慣れた生駒の山を徒歩で登って行く。古代の風物に浸るのがまた楽しかった。ただ。時々、いやに現代風な単語が混じる。「おかず」とか、「犯人」とか。千何百年も前の世界に浸っていたところにぐいっと現代に連れ戻された気分になってしまう。
2021/06/26
旗本多忙
非常に面白くワクワクしっぱなし。古代の英雄、日本武尊の物語。男具那(後のヤマトタケル)は父の景行帝は自分の兄を退けて帝位についたことを知る。多くの異母同母兄弟の中で尤も勇敢で才知に長けた男具那だが、何故か父や兄弟からは嫌われ敵視されていた。兄らは次の王位を狙うが、王位に興味がない男具那は武人としての生き方を選ぶ。兄夫婦が殺されたことで命を狙われる事が多くなった男具那。父か?兄らなのか?または謎の刺客か?それは男具那の生まれに秘密があるのだろうか、従者と共に不穏な動きに挑む。大和の巻
2021/08/28
空太
まず思ったのは、登場人物の名前が読めないキャラが多すぎるwまあこまめにルビをふってあるのでそこまで苦労はしなかったが。男具那の圧倒的な能力。それに神通力や死してなお呪いつづける人がいたり…。今の日本人が忘れてしまった、なにかがある。
2012/10/16
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