目薬キッス
目薬キッス / 感想・レビュー
あつひめ
叩けば埃が出ない人なんてこの世にはいないのかもしれない。幸福そうな顔をしていても実際には重たい鉛のような心を持ち歩いているかもしれない。生まれたての赤ん坊だって出生の秘密とか、生まれる前から背負っているかもしれないし。この物語は、ふた昔くらい前の世代かな???子供たちがまだトトを組んで行動している頃。「ナカマ」という言葉に乗っかって自分の居場所を確保している時代。まだ子供の心がわかりやすかった時代でもあるかも。家族や友達の存在を改めて問う作品のような気がする。秋元さんの才能の奥行きの広さにも驚かされた。
2011/10/21
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