仄暗い水の底から
仄暗い水の底から / 感想・レビュー
流之助
映画飲みみていたけれどようやく原作小説を読めた。水という、生命にはなくてはならない存在をテーマにしているからか、すべての作品に生の感覚が強くあった。良くも悪くも生々しく、生死の匂いが濃い。死中に活を見出すことが、効率だけで生きていない人間の強かさなのかも。
2024/07/10
Mik.Vicky
水を題材にした短編集。読みやすい話でスイスイ読める。子供の頃夢に見たような印象を持ちつつ読んでいった。最後の「海に沈む森」が印象深かった。ケイビング、面白そうだと素直に感じた。
2016/10/17
ふなこ
なんか読みたくなって。多分高校生の頃読んで再読。ひたひたと迫る怖さが良い。「浮遊する水」と「夢の島クルーズ」が良かった。前者はじわじわと日常に不気味が染み込んでくる感じ、後者は平和な世界が見えているのに水上で逃れられない感じ、どちらも好み。大晦日に読む本じゃないけども、怖かったー。堪能。
2023/12/31
助人
水を題材としたショートホラー集。同名の映画は『浮遊する水』を映像化したものですが、かなりアッサリした内容だったので驚きました。映画のような重いホラーを期待して読むと拍子抜けするかも。全編を通して、怖いよりも不気味な印象を受ける話が多いです。
2015/05/12
okawari
水にまつわる怖い話をまとめた短篇集。「浮遊する水」が映画化されたが、映画と違い終始あっさりしていた。どの話も良かったが特に「夢の島クルーズ」と、「漂流船」が他の話よりホラー色強めで怖かった。
2014/10/06
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