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贅沢貧乏のマリア

贅沢貧乏のマリア

贅沢貧乏のマリア

作家
群ようこ
出版社
KADOKAWA
発売日
1996-04-01
ISBN
9784048729444
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贅沢貧乏のマリア / 感想・レビュー

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ちゃとら

【図書館本】森茉莉の作品は読んだ事は無いけれど、群ようこさんのエッセイで度々登場して気になっていた。森鴎外の長女、個性が強く、人としても強い人だったみたいだが、父としての森鴎外の子供たちへの甘さが意外だった。機会があったら森茉莉さん自身の作品も読んでみたいと思った。

2021/02/13

サルビア

森茉莉のことを書いた本ではあるが、群さんの思いが書いてあるところもあるので、最初、戸惑ってしまった。 森茉莉のことはあの文豪鴎外の娘で、可愛がられて育ってきた、ということだけは知っていたけれど、群さんのこの本でもう少し詳しく知る事が出来た。母親似の美人で、父に本当に可愛がられていた様子がよく伝わってきた。また、若くして結婚し、子どもを置いてパリにいき、ファッションを楽しんでいるのを知り、何とおしゃれで素敵な生活を送っていたのか、と羨ましい限りだ。だが、晩年はさびしい生活だったようだ。

2019/06/28

ジュースの素

森茉莉の『贅沢貧乏』を昔に読んだ時には少し難しくて、テキトウに読み飛ばしていた。群ようこが間に入ると客観的かつ、ようこの批判?が入り、そうだそうだと同調しながら読めてラクだった。森鴎外は偉大な人だが、父に持つと社会的に歪みを持った娘を育ててしまう。茉莉も最後まで一般社会に適合しない独特の感性を持っていた。後世に残る人はどこか外れているんだなぁ。

2017/08/25

nyanlay

エッセイと群さんから見た森茉莉の評伝なのかな。群さんが森茉莉の『贅沢貧乏』を好きなのは知っていたけど、手放しに好き!って言う訳でもないみたいですね。色々作品を読んで、呆れることも多々あったようです。『贅沢貧乏』は私も読んだけど、ここまで森茉莉を理解できなかったので、さすがだなぁ・・・と。茉莉の作品だけでなくほかの兄弟たちの作品まで読むとは。作品から森鴎外の家族が垣間見れる、読解力が欲しい。

2014/11/17

myunclek

森鴎外が溺愛し、我儘放題のお嬢様で育った森茉莉。そんな茉莉の生き様を自分の思考回路に重ね、群ようこが綴るエッセイ。天然のお嬢様にも苦労はあったのだろうが、実は、嫌な女性の典型じゃありませんか。

2018/08/16

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