KADOKAWA Group

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みんないってしまう

みんないってしまう

みんないってしまう

作家
山本文緒
出版社
KADOKAWA
発売日
1997-01-01
ISBN
9784048730051
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みんないってしまう / 感想・レビュー

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miki

タイトルに惹かれて手を伸ばした一冊。短編なのですが、どれも寂しさの欠片が散らばっていて、そのひとつひとつがチクリと刺さる。孤独というにはナルシシズムすぎるこの持て余す感情が、誰の心にも潜んでいるの。それなら気をつけて生きろと思う他ない、そう考えさせられました。他の著作も読みたいです。

2014/01/10

魚京童!

なんでこれを借りたんだろう。読みたい本登録されてないし、小説最近読まなくなったし、山本さん良く知らないし。でも良かった。面白かった。少しドロドロしてるというか、グダグダしてるというか、ウネウネしてるというか、とらえどころがなかった。そしてゾワゾワしたし。いい本だと思う。時々こういう本を読む分にはいいのだけど、続けて読むのは少しつらい。そんなに興味ないし。

2019/04/29

まったん

「自殺願望は消えなかった。本を読んでも映画を観ても、死にたくないのに死んでしまった人の話を聞いても」「言いたくない、が気づいてほしいの裏返しなら、死んでしまいたい、は生きていたいということだろうか」「ひとつ失くすと、ひとつ貰える。幸福も絶望も失っていき、やがて失くした事すら忘れていく」「友達友達って簡単に言うけれど、それはいったい何なのだろう。友達だと思っていた古い知り合いは会ってみてももう話があわない。それほど興味がないから話題は昔話しかない。アドレス帳をめくってみても会いたい人など実はひとりもいない」

2013/12/10

星落秋風五丈原

テーマは対象消失。

1997/02/04

夜兎

ちょっぴりどんよりした気持ちで読み始めたら、一気読みしてしまった。結果、それぞれの短編の主人公たちの思いを被ってしまい、余計にどんより。今持っているもの、どれも手放したくない、無くしたくない。大切にしたい。

2015/11/19

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