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三浦和義事件

三浦和義事件

三浦和義事件

作家
島田荘司
出版社
KADOKAWA
発売日
1997-11-01
ISBN
9784048730082
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三浦和義事件 / 感想・レビュー

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はかり

島田荘司は時々この種の執筆をするが、何を狙ったものかよく分からない。三浦事件はあまり覚えていないが、大騒ぎになっていたことは記憶している。晩年彼はアメリカで自殺したはずだが、国民による嫉妬と虐めがあったと島田は指摘するが、確かにそんな雰囲気があったのは事実だろう。

2013/11/09

penguin

図書館。いしいひさいち経由。でずーっと気になってた作品を漸く読了。 当時のワイドショーの映像等を覚えてる世代です。そのため、興味深く一気読了でした。私が見聞きしてたのはあくまでも「ワイドショー」を中心とした、メディアであったと今更ながら気付かされました。 今回、はじめて三浦氏側の視点を知り「あそこまで騒がれる事件だったのだろうか?」と疑問を感じました。そして、疑わしきは罰せずとは真逆の社会。森達也さんの著作を読んだ時に感じる「居心地の悪さ」を感じさせられます。被疑者が亡くなった今、事件の真相は藪の中だなぁ

2011/11/13

けん504

常々常人には発想困難な世界を構築し、読者を驚嘆させ続けてくれる島田さんであるが、正直この大作からは驚きも納得も得られなかった。扱う題材が実話ということもあるが、斬新な発想なり切り口が見られなかった。確かにマスコミのバイアスのかかった暴走はあったと思うが、それ以上に三浦和義の悪意に満ちた言動(それは伝聞でしかないが)が作り出す状況証拠は十分有罪を課すに足るものだと思う。島田さんにはその後の三浦和義(無罪→アメリカで逮捕→自殺?)を追跡し第二弾を出して欲しい。

2023/03/07

よっしー@challenge

昭和後期に日本を騒がせたロス疑惑。マスコミは犯人を三浦和義ありきで仕立てあげ、一方三浦和義側はマスコミの異常な報道をうけ被疑者であり被害者でもある側面を見た。無実の家族まで罵倒されるのには心が痛んだ。

2019/05/07

けら

ロス疑惑といわれ、保険金殺人事件の容疑で逮捕された三浦和義被告をマスコミ・三浦和義・裁判の視点から検証するノンフィクション。(ある意味ミステリだと思うので、ご勘弁を)これをじっくり読んで、裁判制度というのはいいかげんな部分も多いのだなと思いました。マスコミの行き過ぎた報道姿勢にも嫌気がさしてきます。テレビでみる三浦和義は胡散臭かったですが、この本を読んで大分印象が変わりました。真実は神のみぞ知るですが、これでは冤罪事件も後を絶たないなと思ったのが読んだ感想であります。

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