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六道ヶ辻ウンター・デン・リンデンの薔薇

六道ヶ辻ウンター・デン・リンデンの薔薇

六道ヶ辻ウンター・デン・リンデンの薔薇

作家
栗本薫
出版社
KADOKAWA
発売日
1996-12-01
ISBN
9784048730181
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六道ヶ辻ウンター・デン・リンデンの薔薇 / 感想・レビュー

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壱片時乃

とても面白かった。こんなに息つく間もなく物語に引き込まれたのは久しぶりです。この話はいったいどこへ行き着くのか――次第に膨らむ狂気が読書を加速させます。冒頭に結末が示唆されているのに、読んでいる最中は全く先が見えない。雰囲気は昭和初期のエス小説であるが、確実にその枠にとらわれない尋常ならざるものが序盤から潜在していて、それがどんどんと膨らんでいきます。本当に恐ろしいほどに魅力的な物語です。現代的な百合よりもエスが好きなら一読の価値ありです。ただ闇雲に美しいだけでは終わらない破壊的な話に肝をつぶされます。

2010/09/29

nyan

(六道ケ辻・2)大導寺竜介の妹、女学生・笙子。摩由璃お姉さまと交わす交換日記は、可愛らしさから二人が親密になるほどに暗く倒錯の世界へ。耽美で残酷。面白いので、シリーズ続けて読む勇気を出したい。

2010/02/05

ni-ni-

大正時代の女学校で出会った、笙子と摩由璃の恋。レズビアンサスペンスホラーといった内容。最後はお決まりの展開ではあったけれど、長い間孤独を抱えてきた二人にとってはある意味ハッピーエンドなのかもしれない。

2009/01/12

橘花 花屍

なんとも衝撃的な本。美しくも醜い世界だと思った。摩由璃と笙子の物語。惹きこまれる。

真城

びっくりするほど面白かったです……耽美な百合世界とはこのことか……と読んだ後もどっぷりこの世界観にハマります。

2016/09/20

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