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12皿の特別料理

12皿の特別料理

12皿の特別料理

作家
清水義範
出版社
KADOKAWA
発売日
1997-02-01
ISBN
9784048730242
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12皿の特別料理 / 感想・レビュー

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梨姫

素朴な家庭料理の中に、それぞれの家族のドラマがある。普段食べる素朴な料理が作り方も結構細かく書かれており、美味しそうとまではいかないが、登場人物がその料理に抱く気持ちに、あ~あるあるこんな感覚と、ほっと心が安らぐ共感を覚える。鯛素麺の親馬鹿の父親が個人的に面白かった。興味がなかった料理にも娘が美味しいと言ってくれるからという一念で創り上げる。全短編に共通して、やはり料理は作り手の愛情があってこそ美味しいのかと思わせられる。

2010/07/23

がんもどき

図書館本。 どうも一度読んだような気もするが、改めて。「おにぎり」「ドーナツ」「きんぴら」などの描く風景が面白かった。ここから修羅場を感じさせる「八宝菜」や少しずつ上手になっていく様子がある「ぬか漬け」もよかった。奥付を見ると全盛期の作品だったのだなと思わされたが、少しも古さを感じなかった。

2020/10/16

そうたそ

★★☆☆☆

茶道具

12篇の掌話に、ざっくりとした作り方を添えて出てくる料理は、自分でも試しに作ってみようかという気になってくる。しかし一番うまそうに感じたのは最初に出てきたおにぎりだった。物語の文中にいきなり筆者が出てくるので、それにはいささか面食らった。

2012/11/10

夜兎

時折ふと『どんな種類の料理があるのだっけ?』と考えはじめ、二種類くらい思い出せずに図書館で借りてきては納得する。オチの付け方にリアリティがあります。前半の話が好きかなー。この本の影響からか、『タラモ焼き』は我が家で作る事が多いです。あとは単にポテトサラダを焼いたりとか。東海林さんのイラストも好きですよ。

2012/06/07

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