ジョン・レノンを信じるな
ジョン・レノンを信じるな / 感想・レビュー
りょう君
「世界の中心で、愛をさけぶ」の4年前に書かれた作品。ロック喫茶のマスターとの会話を中心に夢の中ではジョンレノンと会いながら大学生活を送る青年。携帯電話のない時代の彼女との大学での交際。作者はジョンレノンが射殺されたショックやその時代に青春を送ったことを何とか小説にしたかったのだろう。この4年後に大ブレイクする(笑)
2015/06/22
吉野ヶ里
私はあまり、生きることや死ぬことについて語りたくない。口にするのが恥ずかしいからかもしれないし、バカらしいからかもしれない。だけれども、考えるには考える。しかも、けっこう頻繁に考える。この作品を読み上げたあと、また、そんなことについて考えさせられた。私という人間の「純粋さ」やコールフィールド的な部分について、色々だ。人間は結局、ジョン・レノンがどんなに変わっても変わらずジョン・レノンだったように、その人のまま変わらないのかもしれない。なんか恥ずかしい。
2013/07/02
ロバくん
22歳の大学院生男性のお話。 正直、よく分かりませんでした。 うまく言葉で表現できないというか、何か心にひっかかっているものの、それがまったくかたちや言葉に置き換えれてません。 あとがきにあるように「不合理は不合理として、謎は謎として受入れる」。 そんな作業をすれば言葉にできるのかな?
2015/06/28
スパイシーマン
死について考えさせられた。みんなが気付かないものが本物かぁ。
2014/05/18
まさ
夢の中に出てくるジョン。自分の対極する潜在意識の表れのようにも感じました。「信じるな」は自分のネガティブな側面のことをいっているのかしら。 ジョンが他界したのは僕が中学三年の時。その時の気持ちも少しフラッシュバック。 ジャズ喫茶という名称は聞いたことはありましたが、ロック喫茶なるものが舞台になってましたね。存在を知らなかった~。でも喫茶店のマスターの言葉に味がありました。「相対的な世界のなかで最善の道を選ぶこと」・・・人生の選択って、常にそうなのかなぁ、とも思いました。
2013/03/07
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