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葡萄物語

葡萄物語

葡萄物語

作家
林真理子
出版社
KADOKAWA
発売日
1998-04-01
ISBN
9784048730860
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葡萄物語 / 感想・レビュー

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あつひめ

田舎の片隅で繰り広げられる人間模様。静かな田舎ならではの、騒がしい人の目。都会とは違う刺激。ずーっと生まれ育った町で暮らすっていいことも悪いことも子供の頃から感じているトゲトゲを抱えながら暮らすこと。そんな中での出会いは自分を救い出してくれるような気になるかも。一生のうちでどれだけの人と出会い、そのうちの何人と心を通わせ、そして、本当にすべてをさらけ出し見つめ合うことができる相手がその中にいるかどうか。静かに燻りつづける女心がこれでもかと林節で描かれている。これは田舎も都会も関係なく女心を問われている。

2012/08/13

そのぼん

ワイン工場と観光葡萄園を営む家族の中で暮らす妻の目線での物語でした。やがて彼女は一人の男性と出会い・・・。ありがちな不倫小説として進んでいくのかと思いましたが途中から少しだけ違う方向へと向かいました。 劇的な変化のあるストーリーではないですが、ごく普通の夫婦を扱った作品なので、これが自然な感じかな、と思いました。『最終的にはこうなるのか・・・』と、読み終えたとき、妙に納得してしまいました。

2012/10/18

みさどん

夫の浮気相手が自分の友達だなんてひどい。友人の不倫や自分を想ってくれる人との出会いなど、人生にはいろいろあるもんだ。何にとまどい、遠慮していくものなのか。映子が歳を重ねたり死を近くに見つめたりする中で、行動を起こしていくのは気持ちよかった。映子にエールを送る気分で読んでいったけれど、夫はもっと魅力的だったらよかった。妻の目の前で、公然と昔の憧れの人を好きでいるなんて許せるはずがない!

2020/03/23

ひとこ

林真理子さん2冊目読了。今回も不倫のお話。でも前回読んだのに比べるとあっさりした感じ。渡辺さんが最後に手渡したものって何やったんやろう??子供?と思ったけど、深読みしすぎた??

2016/11/13

まり

図書館本。収まる所に収まったって感じだった。映子をちょっと応援しつつも、どこか渡辺さんに対しても歯切れ悪く…結果的には良かったと思う。夫はズルいと思うけど…でもこんなもんだと思う。渡辺さんの最後の贈り物が子供だったらビックリだったのになぁ〜。でもそれだったら現実味がなくなるのかも?

2022/09/02

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