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天の瞳 少年編 1

天の瞳 少年編 1

天の瞳 少年編 1

作家
灰谷健次郎
出版社
KADOKAWA
発売日
1998-03-01
ISBN
9784048731003
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天の瞳 少年編 1 / 感想・レビュー

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Miyoshi Hirotaka

武道の習得は精神が鈍ければ難しい。単純な動きに深みが伴って初めて技になるからだ。同じように、善行は思う前に動けるようになって初めて他人のためになる。ところが、見られ方によっては、誤解されたり、無意識の言動で相手を傷つけたりすることもある。一筋縄ではいかない人間関係のもつれとねじれの中からはい出るために必要なのは心の強さだ。子供に無関心な者は、子は親に育てられ、学校で教育されるものと思いがちだが、「学校」は学校の外にもある。大人の善悪、清濁も学びの機会。それを「学校」とするのは親子、友達、地域社会の絆だ。

2014/02/12

FK

小学5年生の倫太郎たちの日々が描かれている。子どもたちにはやや際疾い大人の話も出てくる。人間の愛情の問題は難しい。しかしいつまでも避けては通れない。相手が子どもであっても、いや子どもだからこそ折に触れ、話をしていかねばならないのだろう。あと話題としては、担任の先生のこと、詩の盗作、変わった芸術家夫妻、競馬のことなど。 「金儲けはそこそこでええのんじゃ。金儲けをとことんやったら、人間、品がのうなる」(P.129 タケやんの父・ウエハラさん)

2015/04/05

ビーバー

登場人物のキャラが良くて面白い♪

2013/07/29

Kiki

少年編I 10年以上前からの再読。前の印象はほとんど覚えていなかった。リエの登校拒否のところぐらいか。 リエの気持ちすごいわかるな〜、大人って何て人の気持ちのわからない人間なんだ!と思いながら育ったので、特に感慨深かった。私もいじめられてる子に迷惑かもしれないけど毎日電話したことあったな。その時の優しい気持ちを忘れずに育ちたかったな〜子どもの未来って周囲の大人にいとも簡単に潰される。そんなことを思い出した。

2017/10/26

buchi621

子どもの成長を綴った小説のようで哲学本のような不思議な本。倫太郎はじめ子どもたちから大人たちが学ぶ様が自身の経験と重なるところがありそれがまたこの本をおもしろくさせている。教育とは親から子どもの一方通行なのではなく、子から親が学ぶことも多いことにあると改めて気づかせてくれる一冊。後続のシリーズが楽しみ。

2016/02/02

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