KADOKAWA Group

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この闇と光

この闇と光

この闇と光

作家
服部まゆみ
出版社
KADOKAWA
発売日
1998-11-01
ISBN
9784048731379
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この闇と光 / 感想・レビュー

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優希

まんまと騙されました。盲目の少女レイアの世界は音楽と本、綺麗なドレスで造られていましたが、あるときその世界が一変してしまいます。そこからの展開はまるで予想のつかないことの繰り返しでしたね。ファンタジーの世界から抜け出してからの日常の世界と徐々に明らかになっていく真実にドキドキさせられました。西洋絵画や文学作品、古典音楽などで彩られた世界には隙がない耽美さを感じずにはいられません。虚構の世界と現実の世界がまさに闇と光だったのだなと思います。まさに物語の迷宮ですね。

2014/12/12

ゆきちん

何の先入観もなく読み始めたファンタジー。クーデターにより父王とともに離宮に囚われる盲目のレイア姫。3歳の彼女が暗闇の中で父王を頼りに賢く成長していくさまを見守っていく。恐ろしいのは沈丁花の香りのする世話係のダフネ。父王だけいればいい。そう思っていたのに、ある日突然ダフネによって離宮から連れ出され、生活が終わる。…章が変わるごとにあなたは必ずびっくりすることになる。こんなに薄い本なのに、何度驚いただろう。ラストも私は想像するので、好き。

2018/11/23

散桜

美しさに飲み込まれる綺麗で耽美な本です。感想は文庫の方に。

2015/01/23

ちぐ

レイア姫かと思ったら…!!前半は闇の中にある美しい世界、おとぎ話のようにも感じたけど、話の展開に驚かされる後半になると、一気に現実世界に引きずり込まれ、光の中にある闇の世界を見せられた感じ。沈丁花の香り、ダフネのつけてた香水の匂いを嗅いでみたい!

2018/09/09

たんちゃん✡。:*☪·̩͙

囚われの盲目の姫レイアの世界は、父王と侍女のダフネと音楽と父から聞かせてもらう本のお話だけ。素敵なファンタジーだと読み進めていたら…「おおっ!」やられてしまいました。何を書いてもネタバレです。読み終わってからタイトルに納得。

2014/12/26

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