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第4の神話

第4の神話

第4の神話

作家
篠田節子
出版社
KADOKAWA
発売日
1999-12-01
ISBN
9784048731966
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第4の神話 / 感想・レビュー

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クリママ

若くして亡くなった女性作家の特集記事を書くために取材を進める。美貌の芸大出の良妻賢母、絵に描いたようなセレブな生活。その実情、心情が一つづつ神話として明かされていく。本当はどういう人だったのだろうという興味ととともに、40歳近くの独身の仕事も少なくなったライターとの対比も面白い。また、出版業界の内情も興味深い。守備範囲の広い作家さんだ。

2018/02/21

matsu04

42歳で急逝した女性ベストセラー作家の夏木柚香。彼女は芸大卒、美貌の良妻賢母であったとの評判だったが、売れないフリーライターの万智子が独自の取材でその足跡を辿って行くとその実像は…。いやあこれは興味深い。

2024/06/18

鮎川まどか@AnxAn

もう一つの「妖桜記」。故人の評伝を書くべく知人に話を聞くにつれて見えてくる意外な実像とは…。そして、故人が気づいて欲しかったのは…。主人公の取材のおかげで故人は幸せになれた気がした。

2010/08/06

わっち

40歳目前の売れない女性フリーライターが自分の人生を考えながら、人気女流作家の短い生涯を辿っていく。作家の作品と実生活の関係を知ろうとすればするほど奥深く、謎が現われ第4の神話まで辿りつく。個人的に常に計算が先にある藤堂が嫌な女だなと思った。こういう世界にいそうだけど。

2010/10/08

Kudo Atsushi

ライターの立場が切ない。

2021/07/21

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