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アナン 上

アナン 上

アナン 上

作家
飯田譲治
梓河人
出版社
KADOKAWA
発売日
2000-02-01
ISBN
9784048731980
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アナン 上 / 感想・レビュー

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昼夜

飯田譲治さんはSFかホラーってイメージで読んでるだけど今のところ、赤ちゃんは最強だなとしかわからない。これからアナンと流にどんな人、どんなことがあるのか想像もつかない。でも、なんか癒される気がする。よく解んないけど、読んでて穏やかな気持ちになってる気がする。

2011/02/06

あっちゃん

ゴミ袋の中からホームレスに拾われた赤ちゃんアナン!ホームレス仲間から愛され、心の内を語らせてしまう不思議な力を持つアナンの物語!とりあえず今のところ、アナンが幼すぎて、本人がどう思っているかわからないけど、先が気になり過ぎてどうにもならない(笑)

2015/05/18

藤月はな(灯れ松明の火)

皆の心に秘めているものを告白させるような力を持つアナン。皆、辛くて遣る瀬無いことを抱えて生きてきていることは毒になりかねないのに静かに受け止めて時には許していくことがひしひしと伝わってきました。電波青年の「誰かを気に入ったら別れるのはヤダでしょ」という言葉にボロボロ、泣いてしまいました。千草の心がはちきれそうだから心から尽くせる存在を求めた心も矛盾しているようで本当のことだからこそ、響きます。

2012/02/20

ペトロトキシン

不思議な感覚になる作品。ゴミ捨て場で拾われ、接するものの告白を吸い込み青い物質へと浄化する姿がキリストの姿と重なる。ホームレスとして生活し、劣等感の塊として生活していく人々の心を癒していくアナン。守るべきものとして、そこに存在するだけでホームレスの心に生まれてくる向上心。上巻の最後の方ではアナンも5歳に成長してるけど、言葉を理解するようになってもアナンは告白を聞き続けることになるのか?下巻が楽しみ。

2017/11/30

「ぼくとアナン」の幼さが気になり、こちらを手に取ってみました。このままだと子供が読むにはずいぶん刺激が強いですね…。ただ個人的にはこちらの方が好みです。登場人物たちの悩みや抱えている事情がリアルなだけに、アナンの存在がより輝いているように思います。悲痛な思いを胸に秘めてきた人達がアナンに告白する場面を読んでいると、いつのまにかより一層集中して心静かに読んでいる自分がいます。上巻でこれだけの作品だと、下巻は、そして結末はどうなるのでしょうか。

2011/04/19

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