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天の瞳 成長編 1

天の瞳 成長編 1

天の瞳 成長編 1

作家
灰谷健次郎
出版社
KADOKAWA
発売日
1999-12-01
ISBN
9784048732048
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天の瞳 成長編 1 / 感想・レビュー

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Miyoshi Hirotaka

人はみんな見えない糸で結ばれて、いつか、どこかで出会うように設計されている。顔なじみの人間同士でも新しい出会いはある。そして、どんな出会いも奇跡とでもいうような大変な確率の上で起こる。出会いには人を変える力がある。それは、言葉で徐々に理解させるような力ではなく、共感することにより、心の奥深いところに作用して、一瞬で人格を変えるような力である。但し、黙っていて、向こうからやってくるものではない。何かしなければ、何も変わらない。無駄に見えたり、無意味に見えたりする場合もあるが、希望は新しい世代の中にある。

2014/04/23

ビーバー

読んでると、うるうるしたり、笑ってしまうにで、電車で読むと、奇妙な人になってしまうかも(^^;

2013/08/04

mari_itomo:to

成長編からは初読み。話し合いが出来る人々の中で育っている倫太郎たち。話し合う事は考え合うことで、分からなくて頭がこんがらがることもちゃんと説明ができる。そして、それが分かり合えるという事も素敵。話を聞くこと、それに対して考えること、感じること、自分の考えとして表現出来ること。日々精進です。

2015/10/01

FK

問題が起きた時の学校と保護者とのやりとりのところは読んでいて辛い。私もかつて当事者であったことから、教師たちのことが分かってしまうからだ。もちろんそれはいいことではないのだが。あらためて学校というところを、教師の「職場」、つまり飯の種にしてはいけないのだと思う。矛盾するところではあるが、教師の「経済」と「教育」とはしっかり分かれていなくてはだめだ。生活のために人は堕落していくものだから。それが学校の場合、生徒たちに甚大な被害を与えてしまうのだ。つくづく教育というものは、行政から独立していなければと思う。

2015/06/08

よしえ

倫太郎が通う中学校で校舎の窓ガラスが割ら れる問題が起こり 4人の少年が検挙される。なんというか、今世間を騒がしているイジメ問題と似ているような…「これを警察の問題にしたら、子どもを善悪に分けるだけで、学校の先生の仕事がのうなる」イジメ問題のニュースを見てると、みんながみんな、責任の押し付けをしているように見る。先生が、親が、誰が悪いって、一概には言えない問題。というか、イジメは当事者同士の問題で それに気付けなかった、対処しなかったこと に謝罪しなかったことが、事を大きくしたんじゃなかろうか…灰谷健次郎

2012/08/07

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