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壷中の天国

壷中の天国

壷中の天国

作家
倉知淳
出版社
KADOKAWA
発売日
2000-09-01
ISBN
9784048732482
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壷中の天国 / 感想・レビュー

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takaC

「諧謔」という熟語を最後に見たのは『壺中の天国』文庫版を読んだ約9年前。つまりこの本の宣伝以外では見たことがないのであった。

2016/12/23

とも

★★★感想の第一声は長すぎ。よく厚さを感じない、という作品があるが、いやいやこの作品に限っては十分に厚みを感じられる。その理由のひとつには、章という区切りが存在せず読みずらいという、内容以前の問題であった。作品としては、殺人ミステリーながら、なかなか殺人は起こらないし、余計な説明文は多いし、犯人の声明文は 文法や意味の成り立ってないず読みずらい。全体的にダラダラ感が否めない。最終的には、確かにきっちりと伏線が収束していくのだが、対時間効果は薄い。

2018/08/12

フリスビー

表紙のアニメ絵は何事? と思いましたが、読んだ後にはそういうことか、と納得。第1回本格ミステリ大賞受賞作ですが、そのわりにはあまりミステリな感じはしませんでした。連続無差別通り魔殺人事件と犯行声明の電波怪文書に恐怖する街。本筋よりも、「壺中の天」に象徴される自分だけの世界と現実との折り合いの付け方や、オタク文化についての考察が面白かったです。ユートピアに浸かったままでは、人間駄目になってしまう、と言うことでしょうか。

2013/06/27

たかなし

こんなにページ多くなくてもええかな。微妙。

2018/07/09

barabara

最後まで犯人が分からなかった。電波な人がまさかあの人!となるパターンと思い、最後まで読んだが…得体の知れない犯人像を、読書も思わず追ってしまう、地味なうまさがあると思った。

2012/01/09

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