KADOKAWA Group

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ΑΩ

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作家
小林泰三
出版社
KADOKAWA
発売日
2001-06-01
ISBN
9784048732970
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ΑΩ / 感想・レビュー

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sin

リアルな、否!シビアなウルトラマン!昭和の空想科学がサイエンスフィクションに昇華する。物語は示唆する。人は誰しも自分だけが特別な存在であることを願い、王に独裁者に権力者に成り下がる。救世主もまたしかり…過激に演出された聖書の引用が宗教を越えて人間の一面を暴きたてる。神の子を自称するピエロの神への拘泥に呼応するかのような混沌!デビルマンの情景!マジンガーのユーモア?そして運命は人類の手に…。

2019/06/13

nanasi

読了。夏休みに読みました。

2014/09/01

昼夜

読友のまえすとろさんに「グロいよ」と忠告されていたのですがその描写よりも第1部の宇宙人の話の方が難し過ぎて読んでて辛かった。第2部からは映像にするときっと吐くくらいじゃすまない描写なのに文字だと平気な不思議で面白かった。特にツボだったのが変身した時の掛け声がまんまウルトラマンなので初代ウルトラマンをイメージしながら読んでました。敵の正体がよくわからなかったのでモヤモヤして影側の視点があった方がもうちょっと面白かったと思います。

2015/08/25

そうたそ

★★☆☆☆ ウルトラマン第1話をSFでやってみました的な話かと思いきや後半でどんどん異なる方向へ話が進んでいき、総じてみるとウルトラマンのオマージュとも言いきれない様々なSF的なものを取り入れた複合的なストーリーであった気がする。中身は割とガチガチのハードSFで個人的には結構きつかった。第一部なんてチンプンカンプンだし。SF好きが読めば面白いであろう力作だとは思うが、そうでないひとが読むとなかなか辛いものがあるかもしれない。

2017/12/20

アイカワ

ウルトラマンを根本からバラしてゴリゴリのハードSFに再構築。オリジナルウルトラマンの目の大きさを目玉を保護する為のメッシュ素材と解釈したところなんか笑ってしまった。ねちっこい執拗な残虐描写も相変わらずでああこれこれと何故かしみじみ(最近読んでなかったから)主人公に取りつく超生命体「ガ」の本名が小林泰三のある作品から取られていたのには感動した。ラストの「ガ」と主人公の対話でSF要素も一層の深みへ。普通に面白いのに何故か絶版なのは多分ハヤカワから出ていたら違ってたんじゃないかなと。

2016/03/18

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