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白蛇島

白蛇島

白蛇島

作家
三浦しをん
出版社
KADOKAWA
発売日
2001-11-01
ISBN
9784048733373
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白蛇島 / 感想・レビュー

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れみ

閉鎖的な島で行われる祭りの最中に起こる出来事。タイトルや表紙の雰囲気でホラー的なものを想像して読んだけど、もっとファンタジー的だったり青春ものみたいな雰囲気のお話だった。最初の方、あれとか持念兄弟とかの意味が説明されないのに言葉だけはどんどん出てくるのでちょっとモヤッとしたけど、荒太が出てきたあたりから乗って読めた。悟史と光市も好きだけど、個人的には荒太と犬丸の方に魅力を感じてしまう(^_^;)しをんさんの作品の中ではダーク寄りの作品だけど、救いや未来のありそうな最後になったのは良かった。

2013/11/29

mikea

しをんさんのあとがきによると、白い軽トラ3部作。白い軽トラが大活躍します。他の2作はきっと「格闘する者に~」「月魚」でしょうね。そういえば最近の作品「神去りなあなあ~」にも軽トラ活躍してたような・・・軽トラ大好きなんでしょうね。読んだ時期が話と同じ8月で、イメージしやすかったです。「不思議」についてよく表現されています。光市と悟史の絆も素敵すぎる。夏休みに読む本としてオススメ!

2010/08/29

パフちゃん@かのん変更

しをんさんの若い頃の作品。BL好きのしをんさんですからこういう設定はお得意でしょうね。文章を読みながら漫画の書き割りが見えてしまう気がするのは私だけ?全体に漫画チックで面白かったです。テーマから外れますが島に残りたい日和子はきっと光市が好きだと思うし、光市が佐和子を好きでも佐和子は島の外に出てしまう。悟史と佐和子、光市と日和子がカップルになれば丸く収まるのに・・・とやきもきしました。全体的に魅力的なキャラですが、信一さんが残念。割り切ってもっと大人になれよと言いたいですね。

2012/10/14

藤月はな(灯れ松明の火)

男子たちの友情だけでは括れない絆にうっとりしながら「あれ」の正体や島の不思議を解き明かすような冒険に久しぶりにわくわくしました。荒太とお兄さんとの確執は理解できますがやっぱり、正面上、仲良くしていてもわだかまりは消えないだろう。だからこそ、犬丸は荒太から離れないのではないでしょうか?「自由の意味も人によって違う」ということも教えられた、ほの暗く、爽やかな青春小説でした。

2010/06/04

星群

段々小さくなっていく、悟史の乗った船を見送る。13年に一度の大祭、あれの出現、騒動、裏返った集落・・・。本当にこの夏は忘れられない特別なものになった。悟史は、島を出ていくという。寂しくないといえば嘘になる。だけど、年に何度かは帰ってくる、今と何も変わらない。俺達は『持念兄弟』だ。どんなに離れていても、二人はつながっていると信じてる。

2012/04/02

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