KADOKAWA Group

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狂王の庭

狂王の庭

狂王の庭

作家
小池真理子
出版社
KADOKAWA
発売日
2002-06-01
ISBN
9784048733755
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狂王の庭 / 感想・レビュー

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紅香@本購入まであと9冊

母の死後、開封厳禁と封印された小包が見つかった。「夫を裏切り、妹に地獄を見せ続けることが私の生涯だった」目眩く母の秘密が堰をきったように語り始める。。庭。ジェラールの『アモールとプシュケ』そして美しい狂人。読者をいつしか神話の世界に誘い込む。余白のない文脈はその恋がどれだけ人生の全てだったかを物語る。私達はプシュケのようにただ単純に好きな人に溶け込み、楽園に帰りたいのだと突き付けられる。それが出来ずに絶望してる。現実では叶わない恋。。『恋は制度やモラルのみならず、時には自らの意志すら裏切る』

2017/07/11

shoko

以前ダヴィンチか何かで安達祐実さんがものすごく衝撃的だったと薦めているのを思い出した。確かに内容は強烈なのだけど、どこか沈着冷静。小池真理子さんの美しい書き方のためか、主人公にも嫌悪感をほとんど感じなかった。この世界観、やっぱり好きみたい。

2020/06/26

那由多

"狂王"といえば、私はルートヴィッヒ二世を思い浮かべる。物語そのものは、小池真理子らしいといえばらしいのだが、どうも今までのようにのめり込めず、この後小池作品を手に取らなくなってしまった。

ポーク

昔の昼ドラみたいな激しい不倫の話。私には理解する事が難しく全く感情移入は出来なかったけれど、物語としてさらっと読めました。恋は盲目だということでしか処理できない内容。こんな大恋愛した事ないからある意味羨ましいような…。でも、その後の人生を自分の中でよく折り合いつけて暮らしていけたなと。世の中にはこんな人もいるんだろうなぁ。

2020/07/11

星落秋風五丈原

「マディソン郡の橋」+「ルードヴィヒ」といった所です。

2002/07/22

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