投資アドバイザー有利子 ARIKO
投資アドバイザー有利子 ARIKO / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
「日本国債」や「凛冽の空」で日本経済界を震撼させた著者による初のコミカルエンターテイメント経済小説。ディーラーとして活躍した自身の体験を織りまぜながらふたば証券の女性投資アドバイザー財前有利子が1400兆円の個人金融資産を救うべく戦う痛快ストーリー。
2002/11/19
Artemis
お金の話は、知人には話しにくく、日本では”ハシタナイ話”というイメージが強い。でも生活を成り立たせていくにはお金は必要だし、どう運用していくかは自己責任な側面が強いのに、そういう学習はおろか年を取っても自分で気をつけてアンテナを張っていないと入ってこない情報は多い。そういう素人だらけの日本ではこういうアドバイザーの存在って大きいと思う。実際は銀行とか証券会社の思惑があるからどこまで親身になってくれるかなんてわからないし、結局は自分が知識をきちんと持つことって大事。
2016/09/18
ophiuchi
ちょっと古い本だけど投資のお勉強もできます。いきなり濡れ場から始まったりして、あとがきにあるように読むオヤジ向けマンガ。
2011/07/22
KK
顧客第一で破天荒な主人公が様々なトラブルに巻き込まれながら話が進んでいきます難しい投資関係の話もなく、さっくり息抜きしたいときには良いかもしれません。
2014/01/31
としき
「有利子」とタイトルを見たとき浮かんだのは有利子負債?でも、あとがきみたら「ゼロ金利時代」を皮肉って「なんでもアリの有利子」と名づけたらしい。タイトルも裏切られたが、内容も難しい経済小説かと思ったが、幸田さんらしからぬコミカルな小説だった。
2013/07/20
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