マンゴー・レイン
マンゴー・レイン / 感想・レビュー
りちゃ
舞台はバンコク。初めから、ラストは想像がつく。主人公が何だかな…。ろくでもない、同情の余地なし。みんなでもって「あれ」「あれ」って不自然すぎ、怪しいでしょう。主人公に、一本筋の通ったところがあったらよかったんだけど…。
2017/12/02
アルクシ・ガイ
人間は信頼できない。女はとくに信用してはならない。この作家の作品の共通テーマです。バンコクに行くのが怖くなった。
2015/09/18
Ken Ueno
重くもあり五感をフルに刺激されました。行ったことのない国なのにあたかも知っている町のような不思議な感覚。充実した読書タイムでした。
2014/01/17
うい子
バンコクが舞台の裏社会物。こういうジャンルの小説で重要なのは、やっぱりスピード感なんだろうぁと改めて実感した。何でもかんでもすぐに頭が熱くなってしまう主人公の性質が"ヂャイ・ローン"という言葉で何度も表現されているのが目につくが、その疾風のような流れに対し、それに関係する過去の描写が薄かったせいか、途中で主人公のことがよく分からなくなってしまった。しかしやっぱり、次から次へと様相を変える人々の動きに夢中になってしまった。友達作りは計画的にしなくちゃね。
2010/10/12
カワセミ440
馳星周さんの20年前の作品で、当時読んでたんだけどすっかり忘れてたので再読してみた。今じゃこんな『馳星周ノワール』な世界は、スピード感は堪能できないな、面白かった。タイのバンコクで日系2世の主人公マサと中国人の元娼婦メイが旧日本軍の財宝の秘密を握って悪の組織と追いかけっこ!騙しだまされ、裏切り裏切られ・・メイの強かさが良いね。久しぶりに馳星周さんの初期作品読んだけど面白かった、やっぱりこういうのも読んでみたい。『少年と犬』路線も良いけどね。
2022/02/24
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