アフリカン・ゲーム・カートリッジズ
アフリカン・ゲーム・カートリッジズ / 感想・レビュー
サケ太
ようやく読めた。最高、まさしく深見真作品。想像しやすい登場人物の外見描写。銃描写、格闘盛りだくさんで、読んでて非常に興奮した。登場人物のほとんどがレズ、ゲイだったりする。残酷な描写多数。過激な主張多数。エロシーンもあり。全体的にクセが強すぎる。最近の深見真作品はそのクセが良い意味で抑えられてきたが、やはり自分はこういう作品を読みたい。登場人物のなかでは、小島里美警視が素晴らしい。生き生きした最高のエンターテイメント。ただ、好みは分かれやすいかと。
2015/02/15
matsu0310
☆☆☆☆再読。非常に続きが読みたい、、、作者もその気はありそな作だと思うんだけどなぁ
2013/03/16
クローカ
小説。ガンアクションもの。予想していたよりも良かったです。良い意味で『ボンクラなオタク』的な作品だと感じました。ディフォルメのしかたが極端かつ薄っぺらいのが逆に好感触。文章も好みだし、他の作品にも触れてみようと思いました。『溢れる涙と一万発の銃弾を込めて』という序文が秀逸。
2010/10/12
DK
何もない空間から銃を生み出す能力者、通称銃使いという都合良く色々な銃でド派手な銃撃戦を描きたいが為としか思えない設定が素晴らしく活きており、正直、リアリティは皆無だが、それを超える圧倒的な激しさと興奮で、プロローグや中盤に挿まれるエピソードの断片など、ストーリィの展開をミスリードさせる技巧を凝らすセンスもいい。書きたいものへの著者の愛情がプラスで伝わる一作で、銃器マニアはもとより、一般的な読者(ただし、過激描写OKな人)でも十二分に楽しめる弾薬飛び交うガン・アクション・エンターテイメント。
2010/09/05
UMA-k
銃器への愛。マイノリティへの愛。ともすれば単調に見えてしまったり、荒削りな印象も否めないが、突き抜けた魅力を感じさせるエネルギーがある。とりあえず現代の常識で問えば、奇人変人ばかりがでてくる進歩的な小説である。“銃使い”という設定は世に亜種が多々ありそうだが、ガン=カタ並に美味しい設定である。非常に読み手を選ぶ作品だが、作者の言葉を借りれば“「今の世の中ってつまらない」と思っている人”にオススメである。
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