KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

忘れ雪

忘れ雪

忘れ雪

作家
新堂冬樹
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-02-01
ISBN
9784048734509
amazonで購入する

忘れ雪 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

モルク

両親を事故で亡くした小6の深雪は叔父の家に預けられるが…高校生の桜木との出会いと約束、と前半は純愛もの。しかし後半になると二人の再会以降一挙にサスペンスに。ふたりの純愛に水を差すつもりはないが、極短い期間の出会い、それ以降会うことも連絡をとることも情報も何もなければ、相手に対する理想だけが膨らみいつの間にか王子様となる。彼はこんな人のはずという思いだけが大きくなり再会してもそのギャップに悩むことが多いとか。残念ながらときめきの少なくなった私には心をうつまでは行かず、黒新堂さんの方が好みということを知る。

2021/05/23

にゃんこ

[貸し本] 半年以上も前にお借りしておきながら、帯の「泣けた。こんなに気持ち良く、体の奥底から泣けたことはしばらくぶりだ。」という中村獅童さんの言葉に躊躇して、今まで読めずにいました。でも、私的には、読むのに時間かかったのは、単に「読み続けるのがしんどいから」でした…。 確かに、泣ける部分はある。 動物病院が舞台なので、そういう箇所はうるっと来たのは事実。 でも、主人公の2人の恋愛話だけをメインにしたら、安っぽいメロドラマにしか思えない。 終わり方も「は⁈」だったし。 なんか、残念。

2014/01/03

はるな

両親を亡くし喪失感を抱いていた深雪。彼女はある日、けがをした犬を助けてくれた高校生の一希に恋をする。何年にもわたる二人の恋の行方は。 最初は、かわいらしい恋だなあと思っていたのですが、だんだんとサスペンスに。一途に愛することの素晴らしさや愛の奇跡が描かれているけれど、私はそれよりも、一途であることの怖さみたいなものを強く感じたかな(^^;)

2019/02/03

藤枝梅安

前半はNHKの朝の連続テレビドラマを思わせる展開。 この作者が多用する短い名詞句の連続もドラマの同時解説のようだ。中盤からは昼の連続テレビドラマ、いわゆる「昼メロ」のような展開となり、 終盤にかけては「夜のサスペンス」になり、ついにはテレビでは放映できない、 いわば「R15指定」の映画のようになる。 展開が速く次々と事件が起こり最後まで読ませるのはさすがだが、 登場人物がほぼ全員ハイソでかっこよく、地位も名誉もある人たちばかりだし、 ちょっと「やりすぎ」という気がしないでもない。

2009/05/19

hannahhannah

新堂冬樹の代表作の一つ。新堂さんの初の恋愛小説にして彼の最大のベストセラー小説。現時点で累計130万部を突破し、16年が経った今でも重版がかかる。複雑な家庭環境の少女が雪の降る日に怪我をした子犬がきっかけで、獣医の息子と出会い、ある約束をする。そして数年後‥。中盤までは普通の恋愛小説で退屈だけど、途中から事件発生!刑事も登場!不良もソレッとばかりに登場!暴力を生業とする彼らによる拷問描写まで出てくる。新堂さんもこの頃は白新堂作品にも関わらず、まだ抑えがきかなかったようだ‥。まぁ黒新堂作品群と比べたら相当

2019/08/20

感想・レビューをもっと見る