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姉飼

姉飼

姉飼

作家
遠藤徹
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-11-01
ISBN
9784048734998
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姉飼 / 感想・レビュー

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たぬ

☆4 角川ホラー小説大賞受賞ってことで読んでみた。姉は姉でも「…もう。しょうがないわね」の優しいお姉さんじゃなくて怪しい露店で売っている串に刺された姉。設定も展開もグロでゲロ。表紙の絵(20世紀のアメリカ人画家の作品らしい)が不気味さに拍車をかけてる。「妹の島」は虫ホラー。奥座敷の正妻ってアマリなのかな。「キューブ・ガールズ」と「ジャングル・ジム」は男女交際の難しさを描いているのだろうか。「姉」「妹」と比べたらかなりマイルドなホラー。

2023/09/24

ザ ネ

エログロ&虫が大丈夫なら読めます。久しぶりのエログロを満喫。平山夢明さん好きな人には物足りないかも。自分ももう少しグロい方が好きです(^◇^;)多分、白井智之さん好きな人は好きかも知れない。荒唐無稽な事が当たり前の設定で話が進む。表題作の姉飼とジャングル・ジムが好みだった。姉飼はどツボで大好き系な話で、ジャングル・ジムはぶっ飛び過ぎてて全然想像出来なくてある意味で新鮮な話でした(笑)妹の島は果実の腐臭とそれに群がる虫をお楽しみ下さい。

2019/10/19

メタボン

☆☆☆ 極めてグロテスク。設定が凄いので惹きつけられるものの、肝心の文書が平易すぎて、この世界観が奇妙に浮いたものになってしまう。ホラー短編作家としては文章で独特の世界観とノスタルジーを現出させる朱川湊人氏や、土着的なおどろおどろしさを表現する岩井志麻子氏に軍配が上がる。

2017/07/09

Zann

★☆☆☆★第10回日本ホラー小説大賞作品。4作品からなる短篇集。かなりグロい表現が多くお薦めできる作品ではありませんが、私の苦手(汚物全般・虫・臭い)描写は少なかったので、結構好きでした(〃▽〃)表題作『姉飼』油祭の出店で出されている、乱杭い歯をむき出しにし70㌢もある爪を振り乱しながら串刺しにされている「姉」に魅せられる主人公。まず、油祭って何ぞ?そして姉って何ぞ?( ̄∀ ̄;)ツッコミどころ満載な不思議ワールドでした(; ・`ω・´)

2016/06/02

ひなきち

異形へのフェチ愛を感じる小説だった。グロテスクで歪んだ世界を描いているけど、安定感があって読みやすい。表題作の「姉飼」も良かったけど、「妹の島」は設定からして好き。短編ではもったいない気がした。日常から一歩道を間違えると、こういう世界があるのかな…とちょびっと怖かった。

2017/09/16

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