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動物記

動物記

動物記

作家
新堂冬樹
出版社
KADOKAWA
発売日
2004-11-01
ISBN
9784048735629
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動物記 / 感想・レビュー

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hannahhannah

新堂冬樹の動物小説。グリズリー、ジャーマンシェパード、プレーリードッグの話を収録。グリズリーが若き他のクマと戦うシーンで落涙。壮絶な戦闘の描写、誇り高きアラスカの王のプライドに心を打たれた。ジャーマンシェパードの兄弟の話も壮絶。兄弟そろって人間に捨てられ、拾われた先でも片方はまた捨てられる。数年後、片方は人間に忠誠を尽くす護衛犬となり、片方は野犬グループを率いるボスとなり互いに守るべきもののために命を懸けて戦う。また涙が出た。最後のプレーリードッグの話は短くて、爽快感があった。ファンタジーも入ってるけど、

2019/06/13

yamakujira

飼育されていたヒグマが野に帰り熊王となる「極北の王者アダムの生涯」、兄弟犬が飼い犬と野良犬に分かれる「兄弟犬ミカエルとシーザー」、プレーリードッグの観察記「大草原の穴ぐらのジョン」、動物好きの著者が「感動を読者と共有したい」と願って書いた3話の動物小説はシートンや椋鳩十を継ぐ王道の作風で、王道ゆえに平凡で陳腐だと感じてしまうけれど、ルビの振り方から児童文学と受け止めればいいのかな。それでも、人間の勝手が招く非業の死を「幸せな最期」とか「幸せだったに違いない」と述べるのは納得できない。 (★★★☆☆)

2019/07/31

おさと

途中でちょっとあきてしまった。

2015/02/26

ケルトリ

3編からなる小説。最後の一つ以外は『人間の勝手な行動が起こした悲劇』といった内容となっている。動物の野生での生活というものが綿密に描かれている。少し描写ばかりで飽きそうなところもあるが、どれも楽しめた。

2019/07/29

hinata

動物の出てくる話は好きですが、人に捨てられたりして人間不信におちいった子達の話は読むのが辛いです。罪もないのになぜひとりぼっちにならなければいけないのかわからないまま成長し、生きるための戦いが人間には良く思われない、原因をつくった人間こそ糾弾されるべきなのに人間は思いあがりすぎている。自分たちも動物で、自然界の一員なのだと自覚すべきだ。

2015/09/30

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