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コイノカオリ

コイノカオリ

コイノカオリ

作家
角田光代
島本理生
栗田有起
生田紗代
宮下奈都
井上荒野
出版社
KADOKAWA
発売日
2004-12-01
ISBN
9784048735773
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コイノカオリ / 感想・レビュー

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ミカママ

角田さんのは間違いなく再読。どの作品(好みな作家さんのも、はじめましての作家さんの)もよかった。この「カオリ」は、恋する相手のソレではない、恋をしているときに嗅いだカオリ。レモンだったり椎茸(!)だったり。わたし自身はもっと直截的に、彼がつけていたコロンを思い出すよね。当時はみんなつけていたものだ。MR.ラルフ(緑の瓶のヤツ)とか、友人間で勝手にニックネームつけていた。ちなみにオットはスーパーで買える安物のアフターシェーブのカオリ(笑)

2024/11/14

kazu@十五夜読書会

『カオリ』がテーマの6つの恋愛小説アンソロジー。ひとは、一生のうち何度恋におちるのだろう。ゆるくつけた香水、彼のタバコや汗の匂い、ふたりでつくった料理からあがる湯気――柔らかく心を浸す恋の匂いをテーマに繊細に、あるいは大胆に綴る。角田光代「水曜の恋人」・島本理生「最後の教室」・栗田有起「泣きっつらにハニー」・生田紗代「海のなかには夜」・宮下奈都「日をつなぐ」・井上荒野犬と椎茸」。宮下奈都の40ページの作品を読む為に借りてきました。修ちゃん……。カオリでふと記憶を呼び戻す……。

2013/05/10

あつひめ

恋って甘くてとろんととろけるものばかりじゃないというのがよ~くわかるアンソロジー。夫婦でもいつまでも持ち続けなければならない・・・恋心。匂いって、何年、何十年たっても蘇る不思議なもの。心のどこにしまってあるんだろう・・・と思うほど、突然姿を現わす懐かしの匂い・・・。読書家さんたちにも好評の宮下さんの「日をつなぐ」、私も好印象。言葉で伝わるものと匂いで伝えられるものがあるんだなぁ・・・ってしみじみ感じさせてもらいました。

2011/03/29

nyanco

豪華執筆陣ですが、まず宮下さんから。う~ん…、やっぱり凄い。豆を煮るあの独特の匂いと、赤ちゃんの愛らしいがむっとくる生の香り。巧いな~。おまけに土星のエピソードもいいなぁ。きちんと食べることは、きちんと生きること。正しい食が気持ちを正していく。ああ、豆のスープを煮たくなりました。井上さんは『ベーコン』もそうですが、食べ物のお話、いいです。椎茸を煮る独特の匂いが漂ってきました。母と娘、女同士のお話は角田さん得意分野ですから、勿論面白い。でもやっぱり宮下さんが凄い。今、一番気になる作家さんです。

2009/11/10

スケキヨ

変化球的な恋の?話が多くてちょっとまいった。良かったのが「日をつなぐ」の宮下奈都さん。要チェックです。

2010/11/19

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