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山流し、さればこそ

山流し、さればこそ

山流し、さればこそ

作家
諸田玲子
出版社
KADOKAWA
発売日
2004-12-01
ISBN
9784048735780
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山流し、さればこそ / 感想・レビュー

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ベルるるる

同僚にハメられて甲府勤番に左遷された男の話。武士としての矜持を失い、希望を失い、ゴロツキ同然の暮らしをしている者ばかりがいる甲府。そこに来た数馬もまた、屈辱と怒りを押さえられない。辛いエピソードばかりが続くのだけど、武陵という何か秘密を抱えた伊賀者の学者と知り合って、少しずつ心が静まっていく。結構、読んでても辛い話が続くから、最後の回想のシーンは、長年連れ添い、江戸からの左遷にも気丈にふるまって数馬を支えてきた妻と一緒にであってほしかったな~。

2015/11/07

ケイプ

同僚の奸計により、甲府勤番に左遷された矢木沢数馬。出世の道が鎖されこれからどうしたらいいのか前に進めずにいた彼が、そんな逆境の中で真実の人生を見い出します。出来れば最後、思い出を語るシーンで隣にいるのは「妻」であって欲しかった。

2015/11/02

天笑院たか姫

小普請世話役の矢木沢数馬は、同僚の奸計により、甲府勤番(山流し)を命じられる。甲府に家族と下った数馬は、荒んだ武士たちの姿を目にする。出世の道を閉ざされた数馬が自分の選んだ人生とは?最初は、何も見いだせずに腐っていた数馬は自然にふれ、妻や下僕や隣人の優しさにふれて、自分の居場所をみつけることができてよかった。本当の自分を見つめ直せる時間がたっぷりあることもよかったと思う。

2016/05/19

沼田のに

これ面白い。怪しい奴がいっぱい出てきて誰が犯人か的を絞らせない。俺なんか正義の味方の武陵まで疑ってしまった。すさんだ甲府が立ち直って読後感もさわやか。8/10

2015/04/07

ひろたけ

前半ははらはら、後半はまあまあ、さらりとよめた。

2014/01/05

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