万年東一 下
万年東一 下 / 感想・レビュー
姉勤
下巻の舞台は戦後の東京。混乱期の闇市の縄張り争い、労働争議、児島(明らかに児玉誉士夫がモデル)一党との抗争を経て、復興していく新宿で旧知の北朝鮮に渉った金天海からの手紙を受け取る。立場は違っても祖国が換わっていく失望を共感した万年は...虚実ミックスした物語の意外な終焉。著者本人を擬した人物との後日談も読んでみたいところ。
2012/04/12
tom
こういう世界も,こういう人もあるのだろうなという話。新宿の愚連隊のボスの波乱に満ちた半生。モデルは誰なのか,本当にモデルはいるのかしらなどと思ってします。脇役は実在の人たちだからなあ。
2011/01/10
マンチーピカソ@沖縄爬虫類
★★★★★
siroutak
戦前戦後の日本版ダイハード。この生命力は圧倒的です。
2013/05/07
radio_hirotada
今さらアウトローに憧れるつもりもないのだけど、彼らには時代を乗り越えるパワーが感じられて、こんなご時世だからちょっと参考に・・・・なるかはわからないけれど、最近読む本は偏り気味。 http://donnadonnadoughnut.blog73.fc2.com/blog-entry-468.html
2011/01/04
感想・レビューをもっと見る