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弁頭屋

弁頭屋

弁頭屋

作家
遠藤徹
出版社
角川書店
発売日
2005-10-26
ISBN
9784048736398
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弁頭屋 / 感想・レビュー

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aquamarine

ホラーでくくったら勿体ない気がしますが、読む人によってはただのグロでしょうね。「弁頭屋」でその世界観に驚きぐぐっとつかまれました。好き。「赤ヒ月」「カデンツァ」は理解できない世界のはずがサラリと読めて、「壊れた少女を拾ったので」はよくわからないのですが、そのわからない狂気の部分まで含め、惹かれます。一番好みは桃色のダニに世界が汚染される「桃色遊戯」。儚さや寂しさがピンクの靄のように私を包みました。読後それぞれの題名を見てニヤリとします。こんな世界観を好きだと言ってしまって、「たてきなくて」ごめんなさい。

2018/06/21

コットン

朋さんのオススメ本で、スプラッタ―要素が強いのに、所々笑えたりする軽さがツボです。白く透きとおるような肌と長い髪を持つ高槻先生が最強!

2017/03/26

いしかわ

人の頭が弁当箱。電化製品を愛す。人の内臓を食す。そのどれもが未知の世界だった。気持ち悪いはずなのに気持ち悪さを感じさせない。淡々と過ぎていく内容は、思わず吹いてしまうくらいにシュール。そのどれもが上手く想像できなくて、だからこそ気持ち悪さを感じないのだろうか。みんな開き直ってぶっ飛んでて、妙にスカッとする。人にオススメできる小説ではないけれど、私はこの本、物凄く好き。

2014/07/15

らすかる

うん、そのまんまだった。何がってタイトル、、、。よく考えつくな~、何がきっかけで考えつくのだろう。家電との恋も、、、。夜ご飯食べながら読んでたんだけど激しく後悔💦 グロとファンタジーの融合なのかもしれない。まとわりつくような肌についたら臭いまでとれなそうな、そんな短編集!!

2018/12/26

北風

文庫版の「壊れた少女~」はタイトルがインパクトあるけど、ハードカバーはこの表紙のOの狙い撃ちがインパクト大。ぶっとんだ世界観に、度肝を抜かれて思考が百八十度転換しちゃう。付喪神との恋愛なんて、美少女アンドロイド?を拾うなんて、むしろラノベ。なのにこのダークなファンタジーは、怖いと猟奇が逆立ちして、常識をぶちこわしてしまう。それがフツーと認識させられてしまう。切り裂いたお腹はどうやって元に戻すのかしら? 子供がお人形さんを玩具にして引き千切るが如く。さあ、一緒に、レッツ、カニバリズム!

2019/01/31

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