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道三堀のさくら

道三堀のさくら

道三堀のさくら

作家
山本一力
出版社
角川書店
発売日
2005-12-23
ISBN
9784048736657
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道三堀のさくら / 感想・レビュー

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藤枝梅安

大川の西側には今で言う水道が敷設されていたが、大川の東・深川界隈は井戸を掘っても塩水しか出てこない。そこで「水売り」という商売が成立する。父・龍造の商売を継いだ水売り・龍太郎が主人公。水売りの元締めと利権を争う黒船組との抗争を描く「水、涸れて」がおもしろい。保身を図る役人との駆け引きを描き、痛快な結末となる。深川の蕎麦屋・「しのだ」は龍太郎の得意先。親方の繁三は腕の立つそば職人。娘のおあきは看板娘。龍太郎とおあきは周囲も認める仲。

2009/09/20

がぁ

途中までは面白かった。最終章がいけない。人情噺はちゃんとおとしてもらわないと。

2012/12/04

ハル

主人公がわだかまっていた思いを乗り越えて前向きに己の商いへの姿勢を固める、という結末がやけに急展開だった。「この枚数でどう終わらすんだろう」と不安になった。続編あるといいなあ。ただ、最後の場面のように娘さんが主人公に対して振舞うには、明確な理由がないと妙な不自然さが残る。懸想相手から拒否られるとか、酷い行為に失望するとか、衝撃的な理由が欲しいと思った。散々家の仕事投げて通いつめ、まとわりついて媚びっぱなしだったのに元鞘に寄り添うとか、この小娘どんだけ計算高いんだよ、と。

2010/03/23

KAZ

どうしたんだ、一力さん?最後も中途半端じゃないか。若旦那の作り方も?マークだらけ。父親の店を継ぐのと、水商いをするのとどう違うんだろう?

2009/01/22

black&blue

駄作。時代考証も間違っている部分が多いし(会津の酒『末廣』は、この当時、まだ創業していなかったはず)、地理的にも間違いがある。(汐見橋の下を流れるのは、平久川なのに、大横川と記していた) なんども同じことを繰り返し書いているのも、イラつく。 1行ですむことを10行費やしている。まわりくどい。  説明過多である。登場人物(しかも脇役)の身長が五尺三寸とかそんなことは、どうでもいい。また、いかにも「人情」作家として書いています、というのも鼻につく。最終場面で、主語を間違えているのが、あまりにお粗末。

2021/12/13

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