145gの孤独
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145gの孤独 / 感想・レビュー
takaC
設定は魅力的だが完成度がいまひとつといった感じ。
2018/05/07
薦渕雅春
著者の作品を読むのは何作目だろう? 今までのイメージとは少し違った感じだった。2005年『いつか、虹の向こうへ』で 第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞し作家デビューし、本著が受賞第一作との事なので、著者の2作目の作品なのか。時間軸からすれば本著は初期の作品だったんだ。主人公・倉沢修介は元プロ野球選手、今は便利屋。軽快なトーク、ポンポンと飛び出すギャグ、軽妙な切り返し、テンポ良く心地良くストーリーは展開して行く。終盤に近づくとチョッと深刻な展開、しかし登場人物のキャラが立っていて面白かった。
2021/01/05
もぺっと
危険球が元で、プロ野球を引退し、便利屋として働く倉沢が主人公。依頼された仕事には何か謎があり、それを彼が解き明かす。倉沢の言動がおもしろかったが、読むのに少々時間がかかった。というのも、とにかくこの本一筋縄ではいかない。凝っている。いろいろ裏がある。読み応えがあるってことかなあ。
2017/11/29
純子
危険球で人生を狂わせてしまった男の話。狂ったのは、当てた自分だけではなく、当てられた相手やその家族も。彼を放っておけない周囲と、そんな優しさは受け取れないとひねくれているような彼のやりとりが、切なかったりちょっとだけおかしかったり。仕事『便利屋』を通じて出会う人々のことを、彼は彼で放っておけない。決して思いやり溢れる態度ではないのだけれど、苦しみの中で生きている者同士の通じ合いからか、顧客の訳あり人生を推して知ってしまうあたりはミステリー仕立てになっていておもしろかった。
2018/08/25
HiroshiKzk
他の作品も読もう。読みたいと思いながらやっと手に取った二冊目の伊岡作品。正直読みごたえありって程でもありませんが、なかなか捻りもあり徐々に話に引き込まれた感じです。面白かったです。また他の作品も手に取ってみよう(笑)
2016/10/03
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