悪果
悪果 / 感想・レビュー
GAKU
「疫病神」同様、こちらも大好きなシリーズ。大阪府警今里署のマル暴担当悪徳刑事、堀内・伊達が主人公。シリーズ3作目が今週発売されたので、まずは1,2を再読しようと手に取りました。この二人どうしようもない悪で、悪徳実業家やヤクザを相手に非合法なシノギに手を染めていきます。でもどこか憎めないキャラなんですよね。初めて読んだのが10年前で細かな内容は忘れており、新作を読んでいるように楽しめました。やはり黒川博行さんの作品は面白い。続けて第2作を読んでから待望の新作に行きたいと思います。⇒
2017/03/17
ミーコ
『繚乱』を1年前に読んで ようやく前編の こちらを読みました。分厚くて、ちょっと読むのに時間が掛かりすぎ ダレてしまった・・・ 刑事がヤクザにしか見えない。悪徳刑事が こうなり ああなったのか・・・とスッキリ…でしょうか? やっぱり二ノ宮と桑原コンビがダントツ。黒川さん 疫病神シリーズ続編を早く読みたいです。
2016/09/28
クリママ
大阪府警、マル暴担の刑事。「マル暴担の足もとにはシノギのタネがいくらでもころがっている。このタネを拾って金の生る木に仕立てあげる才覚があれば、これほど美味い稼業はほかにない。出世より金だ。Sクラスのベンツに乗り、いい女を抱き、羽振りをきかせてこそ、男に生まれた甲斐がある。」どんな悪徳刑事でも、主人公ともなれば、心の片隅にある正義がひとかけらもない。おもけに女を見る目もない。強面すぎる2人だが、なんとはなしに愛嬌が。物語は、序盤が長く感じられたが、殺人が起きてからは一気読み。結末はいいのか悪いのか…
2018/01/05
万葉語り
面白くて一気読みだった。でも、おまわりさんがこんなやくざみたいなことをしてていいのかと思っていたら、案の定な最後だった。悪行の結果は続きが読めるようなので、気が向いたら図書館で借りてみよう。
2015/11/03
えむ
暴力団淇道会の賭場を摘発した今里署刑事課防犯係堀内は、その張り客の中から新たなシノギ先として学校法人の理事長森本を標的にする。月刊タブロイド紙を発刊する坂辺と組み交渉は成功したかに見えたが、その坂辺が轢き逃げ事故により死亡する。それから堀内は見知らぬ男二人に襲われ警察手帳を盗られる。/堀内と伊達コンビの第一弾。展開が早い、掛け合いが面白い、緊迫感ありで絶対お勧めの作品。『疫病神』シリーズの内藤医院の先生が出てきたりするのが嬉しい。2017-33
2017/06/25
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