魔物 下
魔物 下 / 感想・レビュー
Mayu
麻薬Gメンの仕事じゃなく、ホラー小説の様でした。面白かったけれど、印象も強いけれど、何か残るという本ではなかったかな。
2019/03/02
Masaru Yamada
小学生からの幼馴染で片思いであった少女を陵辱して殺した凶悪犯・飯田に魔物・カシアンが取り憑いた。麻薬取締官である大塚と最後の戦いへ、、、 予想された通りにストーリーは進みますが、そこは大沢在昌作品、読むスピードが止まりません。オカルト?ホラー?チックな作品はハッピーエンドでした!
2016/04/02
石川六七八
ロシアから、日本にメタンフェタミンを密輸しようとした司祭は反対側の手にもうひとつ、秘密の品物を持っていた。日本に渡る途上で、殺し屋に荷物を横取りされるが、その品物と殺し屋の組み合わせは実に恐ろしい物語の始まりだった。普段はリアルな描写を旨とする著者が怨霊のようなものを紙面に載せて読者に迫ってくる。ストーリーを追うごとに読み手はいつしか最悪のシナリオを想像して、いやな予感に襲われる。いやあなかなか手がとまらない、骨太な本である。
2013/04/03
おしょも
上巻と違い、サクサクと読めました。いちいち説明するのがくどい印象でしたが、ジャンナの存在が救い。面白かったけど、人に進めるほどではないかな。
2019/05/19
Fumoh
怨念を追い求める「カシアン」は次々と人を殺める。他にもいろいろ麻薬やら裏組織やらロシアの勢力やらが絡んでくる。警察はこんなことまでしなくちゃいけないのか!? ハードすぎるよ(笑)、お約束展開が多いとは言え、難しい表現もなくバンバン読める(ただしその代わり興ざめというか、失速させるような複雑さ、蛇足さもある)。魔物が怖いんじゃなくて、やっぱり怖いのは人間だよっていう話。設定てんこ盛りにして、あとは世界の裏組織が絡む国際バイオレンスバトルになぜか日本の警察も参戦するっていう、作者のやり方が見えた。
2024/04/29
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