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クローバー

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作家
島本理生
出版社
角川書店
発売日
2007-11-01
ISBN
9784048738170
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クローバー / 感想・レビュー

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mariya926

上京してきた男女の双子が、同居しつつ違う大学に通いながらのラブストーリー。男女の双子ってこんな感じなんだと思いながら読みましたが、誰にも共感できないまま読了してしまいました。全員こんな人いそう!って感じなのに、結構個性が強いんですよね。特に恋愛が表面的すぎて…特に付き合い始めの時期なんて、一番楽しくてドキドキワクワクがあまり感じられなかったのがちょっと残念でした。

2021/04/27

優希

男女の双子の成長物語であり、冬治の個人的な問題の話でもあるんですね。冬治と華子のゆったりとした関係が何気に良いですね。華子は熊野さんと、冬治は雪村さんと恋愛関係になり、変化していく様子が心地よい文章でつづられています。華子と熊野さんは落ち着いているけれど、冬治と雪村さんは恋愛についてどうしていいのか迷っているのがもどかしかったです。お互い好きという気持ちがあっても真剣に向き合えなかったのかもしれませんね。最後の冬治の選択はあれはあれで良かったと思います。優しくて切ない空気にあふれた作品でした。

2015/01/10

七色一味

読破。これだけレビューに苦しんだ本もないですねぇε~ (-。- ) 家庭の環境からか男性遍歴を繰り返す双子の姉華子と、それに振り回される、手痛い失恋経験から、恋愛に踏み込むことのできない弟冬治が、それぞれに大切な出会いを経て、人間的に成長──したのかなぁ。全体を通すと前2編は華子が、3編めあたりで華子から冬治に、作品の重点が移っていき、華子は熊野氏と、冬治のサポート役的位置に落ち着いてしまいます。リケジョの雪村さんからの告白と華麗なる変身、そして結ばれるまでの冬治の葛藤──。(続く)

2012/02/26

aoringo

お気に入りさんのmy bestから。双子の姉弟。姉に振り回されるけど一番の理解者でもある弟、そんな二人の関係がとても良い。そして二人の間にあらわれた地味目な女子。彼女にもやっぱり振り回され、たぶん彼はこんな感じに女性に尽くすのが好きなのだろうなぁ。妥協という言葉は使いたくないけど、モラトリアムだった自分なりに精一杯出した答えはきっと間違ってはいないと信じたい。

2019/08/06

misa*

久々の島本さん!いつものめんどくさいキャラがそんな濃くなくて、あっさりと読めちゃう。姉弟のストーリーではあるけれど、けっこうあたしは脇役に今回ハマった。熊野さんも好きだし、なんといっても雪村さんの一途で真っ直ぐな想いに、青春だなぁ〜って感じた。真っ直ぐ過ぎて不器用でカッコ悪いとこもあるけど、そのひたむきな姿が誰かの心を動かしてしまう…。この本を読んでるある日の夢で、あたしは15歳だった頃の淡い恋を思い出してた。何年経っても、真剣に誰かを想った日々は忘れないし、こういう作品に出会う度に胸が切なくなってしまう

2019/08/29

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