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山河果てるとも

山河果てるとも

山河果てるとも

作家
伊東潤
小野 利明
出版社
角川グループパブリッシング
発売日
2008-06-28
ISBN
9784048738484
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山河果てるとも / 感想・レビュー

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Tohru

伊賀国を舞台としたかなり硬派な歴史小説。戦国にあって大名が立たずに国衆によって成り立っていた特異で鄙びた土地柄が、織田信長の登場で国も人も変わらざるを得なかった、ある意味戦国の常ともいえる無情の物語。個人的には土地と人を守るためにごく真面目に進んだ結果、戦国に取り込まれていく富岡忠兵衛が印象に残った。逆にある意味悪役の中心にいる滝川三郎兵衛雄利は、話の都合上とはいえちょっと有能すぎると思う。作者は左衛門あたりに救いの形を作っているように感じるけど、忠兵衛が哀れでなんとも言えない後味。

2015/03/15

asa

伊賀で育った幼馴染4人を始め、信長そして信雄により翻弄された伊賀の戦い。最後は少し未来がある気がしてよかったです

2009/08/19

ホン

500年にわたり平穏だった伊賀の地に天下布武の信長が攻め込んでくる。そこで育った4人の竹馬の友が その外圧に対しての接し方により 考え方を異にし しいては殺し合いまで生じてくる。それぞれの生き方、考え方に納得出来るものがあるだけに やりきれなさも感じれば 生き残った佐衛門、勘六の未来に明るいものを感じたりもする。それにしても長年 IT産業に従事していたサラリーマンが よくぞ これだけの大作を書きあげたもんだと 感心する。 この作家の他の作品も読んでみたい。

2012/05/05

弘大山

伊賀の歴史深いです

2015/07/04

説明がガッツリ入った時代本。◯◯若様~とかそういうシリーズ系とはちょっと違って、どちらかというとその頃どこどこの領地は誰々のもので何軍が~と細かい歴史背景的な説明が入ってる感じ。読み飛ばしても読み進めるにつれて自然と誰がどっち側の人間か分かるようになるボリュームがある。可哀想な部分や報われない部分はあるけど実際こんなだったのかもな…と昔の人の考え方の違いに感心する本。

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