RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ) / 感想・レビュー
ヒロ@いつも心に太陽を!
最近、天狗やら従属神やらが出てくる作品を読む機会があったのだが・・・この話もそうで驚いた!!そうですか。姫神ですか。やばいですね、面白いですよ。まだ謎をちらりと見せられただけで、続きが非常に気になる終わり方です。3巻までまとめ読み決定!それにしても図書館では毎回、隅から隅までじっくり本の背表紙を眺めないと気が済まない私はこの本の存在をだいぶ前から知っていたんです。でも読書メーターでこの本をよく見かけなければおそらく手にすることはなかった。いやもうホントにいい本に巡り会えたことにまたもや感謝!!
2010/06/26
風眠
お正月って、おせち食べたりするくらいしかやることがないから、意外と時間がたくさんあって、読書をするのにはすごくいい。2015年の読書始めは、ずっと読みたかった『レッドデータガール』をシリーズで一気読み。神仏、精霊、修験道、山岳信仰など、目には見えない自然への畏怖と、内気な女の子・泉水子の成長がテーマとなっている。山伏として修行を積んできた同い年の男の子・深行が下僕として付き従うことになり、泉水子は自分の家系には「特別な何か」があると自覚する。姫神、三つ編み、熊野古道、神秘的で壮大な物語は始まったばかり。
2015/01/01
くろり - しろくろりちよ
和風ファンタジー。山の中、玉倉神社で生まれ育った鈴原泉水子。運動も人付き合いも苦手で地味。下僕としてやって来た深行とも仲良くなれないまま。そんな折、いきなり両親から東京へ進学を勧められ…。修学旅行で行った東京で悪い空気を切り抜け、地元に帰ってからは土地の式神と戦い、泉水子と深行の二人の距離は縮まっていく。そして二人は、高校進学を機に東京へ。両親、憑依する女神、山伏という一族、多くの謎が残る。これからどう展開されていくのか。最初は歯がゆいが、これから強くなっていくだろう二人に期待。
2012/11/26
有
面白い!神社の娘。うじうじする泉水子に、しゃんとせい!と言いたくなる序盤。一体どうしてこんな子が主人公なのかしらと思ってごめんなさい、姫神様。次々起こる不思議な現象、危険。それは彼女が、特別な血筋だという所から来ていた。泉水子と時を同じくするよう突然言い付けられた深行。同い年の二人も訳がわからないまま、置かれた現状を理解していく.... 。おさげに眼鏡の女神とやらに、私もすっかり魅せられてしまった。舞いはさぞかし、清らかに流れていたのだろう。まだ見ぬ力に、心は跳ね上がるばかり。どうなる、高校生活。
2011/09/17
いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】
主人公、泉水子は不思議な力が自分にあることに気付く。その日から、日常と非日常の境界線を体験する。 まず、古史古代・古神道を扱っている事が興味深い。ファンタジーに良くある西洋風の世界観ではなく、あえて古代史・伝説等を踏まえた本作は、今後どこまで深く日本の失った思想感を出せるか興味が尽きない。陰の気の塊である妖怪はでるのか?それは空亡(そらなき)まで掘り進むのか?ホツマ文字は扱うのか?かの柳田国男が生涯沈黙を通した「神樹と巫女と天皇」の話は出るのか?和の情緒満載の不思議な物語にご関心のある方にお勧めします。
2012/01/17
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