詩羽のいる街
詩羽のいる街 / 感想・レビュー
とら
気持ちがほわっと擬音そのまま。最後の一言でやられた!山本弘さん、初読みなんですが、本格的なSFを書くということを聞いていたのでそういうのを期待してました。でもこれはSFというか、ただの詩羽によって張り巡らされたネットワーク!歯車!なんてそんな大げさなものでもなく、親切の輪が広がったただの街の物語なんです♪時折出てくる「戦まほ」。読みたい。絶対傑作だ、こんな思いをして作者が書き上げた作品なんだから。色んなものが国によって潰されているという話も出た。物凄い共感。まず自分を変えてからにしろってんだお偉いさん!
2012/06/25
takaC
エネルギー消耗が激しかった割に、それに見合うだけの充足感は得られなかった。自分の場合はね。所要3.5週間。
2014/06/14
な〜や
【図書館本】「イヤイヤ、詩羽みたいな人が存在し得るわけない」と思いつつも気がつけば物語の世界に引き込まれていた。叙述に多少のくどさはあるものの、あまり気にならないぐらい。連作短編集となっており、漫画やアニメの表現規制やネットに潜む悪意など身近な問題が物語のあちこちに散りばめられており、ただただ詩羽の「親切」で街が人が変わっていくという明るい理想論だけを語るのではなく、色々と考えさせられる内容となっている。ああ、物事を始めからムリって決めつけちゃいけないなぁ……。
2014/08/25
りんご
私はもうすっかり著者の山本さんにメロメロなので、すーごく良い本で、たまらない気持ちになりました。人は他人をジャンルに分けてわかったような気になりたい。なんなら物事だって分類しちゃいたい。男ってこういうとこある。この人の描くミステリはこういう感じ。などなど。この本があなたの予測を裏切りますように。ああ、読んでよかったなあ。***ちょっと前に「おぞけが這い上る」って作中で何回か使ってる本を読んで、えらく簡単に怖気走るなあ、と思いました。本作で「怖気が走る」と出てきた時は「コレよ!」と納得しました。
2024/04/16
Yuna Ioki☆
603-214-1 山本弘作品初読み。アニヲタじゃないのでちょっとついていけない部分はあるの否めない。でも、詩羽のような友人がいたら今より楽しい生活ができそうな気がする(^◇^)何処かに詩羽みたいな人いないかな。
2014/07/02
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