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エ/ン/ジ/ン

エ/ン/ジ/ン

エ/ン/ジ/ン

作家
中島京子
出版社
角川グループパブリッシング
発売日
2009-02-28
ISBN
9784048739306
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エ/ン/ジ/ン / 感想・レビュー

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なゆ

厭人…猿人…ゴリ…。ちょっと不思議な読後感。でも、よくわからないなりに、しみじみしてしまう。ゴリと呼ばれた男の人生、いや、宇宙厭人ゴリの哀しみに、なんでか囚われてしまったような。なんでそこに感情移入してしまうのか?とも思うが。P152~153は何度も読み返してしまった。たった一年だけ開園していた幼稚園から30年後に届いた同窓会の通知から始まる話。もうすでに謎だらけ。でも、そこからこんなにも話が膨らむのかという驚きがある。そして思いがけず70年代の出来事の勉強にもなった。スペクトルマン、観てみたかったな。

2015/10/22

ぶんこ

1970年代の礼子さんやカキザキアツシのような人々は、そういえばそういう感じの人達が居たと思い浮かびますが、「宇宙猿人ゴリ」「スペクトルマン」「キルロイ」は全く知りませんでした。 あの時代の学園闘争やウーマン・リヴに入っていった人々は、一種独特な世界観を持っていたので、読んでいても理解できましたが、あの時代に青春をおくらなかった世代には、かなり難しい内容ではないでしょうか。 父親を知らないミライさんが、親の事を知りたいのは当然で、切なかったです。 隆一さんとミライさんが結ばれてホッとしました。

2015/11/09

Lesen

エンジン。乗り物のエンジンではなく、猿人でもない。大変な人嫌いで世捨て人の様な人、厭人家。その人の事を探し始める。ミステリーではない。厭人を巡る不思議な話ではあったけれど、空白を埋める事だったり、愛だったり、家族の物語であった。幾ら人や世界に嫌気が差していても、その子供の名前の世界を信じてる。いや、信じたい。

2014/10/27

八百

改めて断言する…中島京子は上手い!! これだけありとあらゆるところから素材を引っ張ってきておまけに視点は猫の目のようにくるくると変化する。それを軸をブレさせることもなくジェットコースターのような疾走感とワクワク感を保ちながらラストは感動のツボへストンと落とす筆力はお見事と言うしかないだろう。激動の70年代を知っている人には思わず唸るエンタテイメントも用意されており大満足の一冊、かと言って知らない世代にも十分に楽しめる内容です。「小さいおうち」よりもとっ付き易く彼女初読みの方にはオススメですよ

2013/05/15

ミーコ

うーん 微妙… 面白いな〜と読んでたんですが 途中から訳が分からなくなって… 読解力が無いのか 今一つ と言う感じでした。

2013/06/16

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