マリリン・モンローという女
マリリン・モンローという女 / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
マリリン・モンローことノーマ・ジーンは惨めな少女時代を送っていた。誰かに愛されたいという思いはやがて、彼女の心の中にある変化をもたらす。それが自分を成功と破滅に導くとは知らず…。マリリン・モンローの葛藤を描く。
2010/12/29
星野
名前だけは、洋画界に疎い私でも幼き頃から知っていたマリリン・モンロー。彼女のことを全く知らない状態で読んだからか、とても新鮮で、面白く読めた。愛を求め続けた孤独なスターの、悲しくも情熱溢れた一生涯。厳密に言えば脚色があるのかもしれないが、文章がわかりやすく世界観に入りやすいので、歴史小説の中でも特に人におすすめしやすい気がする。著者の史実を元にした作品をもっと読んでみたくなった。
2014/04/18
mari
小さな頃のトラウマとか心の病とかモロモロあって常に欠乏感に苛まれていたのだと気の毒に思っていたけど、この本を読んで「気の毒」ではないよなあ~と思った。今まで以上の情報はこの本にはなかったけど、なんか漠然と印象が少し変わったわ。
2011/10/30
字喰(あざはみ)
久しぶりに読んだ藤本節。音節の区切りといい、言葉や単語の選び方といい見事。呼吸するように読めた。内容についてはこれまで出た話の域を越えない。
2012/03/14
りうかん
相変わらず読みやすい一冊。女優として認められたいモンローと、見た目とセックスアピールがあれば、演技力は最低限でもいいとする周り(そっちの方が商業的に成功するから)との確執の中で神経をすり減らす彼女の様子が、もう気の毒で・・・。
2019/08/25
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