文士料理入門
文士料理入門 / 感想・レビュー
佐々陽太朗(K.Tsubota)
本好き、酒好き、おいしいもの好き(おいしいものは誰もが好きだろうが…)にとって夢のような本です。文士たちの写真とともに、食べ物にちなんだ文章が引用され、料理写真がカラーで掲載されている。見れば食べてみたくなる、作りたくなる。料理にレシピが書いてあるのがうれしい。ただし、レシピは極々かんたんに紹介されている。あとはあなた方のセンスでご自由にといったところ。心憎い演出だ。宇野千代氏の「極道すきやき」、草野心平氏の「Symphony」「卵納豆」、森茉莉氏の「トマトの牛酪(ばたあ)煮のせ御飯」はぜひとも試したい。
2011/12/26
これでいいのだ@ヘタレ女王
面白い夫婦がいたものだ。最初は普通の古書店だったが常連の溜まり場になり、カウンターが出来、そのうち、昭和の文士の小説やエッセイ内に書かれている肴を出す居酒屋を併設するようになり、国立から高円寺に移転してきたようだ。その店で出している文士料理のレシピと作家の作品と写真が載っている。楽しいし、ちょいと作ってみたくなる
2015/07/26
momogaga
図書館本。新しい食の楽しみ方を学びました。文士の新たな一面を垣間見ることができたのは収穫です。
2017/05/06
みなず
スゴイ!!私が嫌いな食べ物が、一つもなかった!!“極道すきやき”は、ネーミングと宇野レシピの極道っぷりに、うっとり。これはスペシャルとしても、貧相なウチの冷蔵庫でも、どれか一つは、すぐに作れるのが、何よりもスゴイ!!
2015/03/05
sawa
☆☆☆☆☆ 高円寺の古本居酒屋「コクテイル書房」が出したレシピ本。文士の小説、随筆に登場する料理が紹介されている。どれも簡単そうなので是非試してみたい。そして久しぶりにコクテイルへも行きたい。角田光代、石田千、矢作俊彦の描き下ろしエッセイ付きですよー!
2010/12/22
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