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ヤングアダルト パパ

ヤングアダルト パパ

ヤングアダルト パパ

作家
山本幸久
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2010-04-29
ISBN
9784048740401
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ヤングアダルト パパ / 感想・レビュー

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あつひめ

14歳の少年の真っ直ぐな愛。大事なものを大切に扱おうとする気持ちが伝わってくる。その反対に、大人の煤けてしまった心。どこか他人事のような両親。でも、読んでいて苦しくなってくる。つぶらな瞳の優作の喃語に含まれる心の声を描写されると、もっと安心して暮らさせてあげたいと。ユーサクの登場で花音の子供に対する愛の無さがわかり残念だった。大人の精神年齢も時代とともに低くなっているのかもなぁ。親子三人で暮らすことが幸せなのかどうか…息子が14歳で父になり赤ん坊を抱えていたらどうしますか?と投げかけられている気がする。

2015/07/27

ゆみねこ

中学2年にしてパパになった静男は、息子優作の子育てに大奮闘・・・。しかし花音さんの身勝手さ、静男の両親の身勝手さに何だかスッキリ出来ませんでした。優作は別な男性の子供?って言う結末を期待したのですが。

2015/12/15

nyanco

静男の気持ちは解るのですが子育てをした大人としては、親目線で考えてしまいます。愛だけじゃ、一時の感情だけでは子供は育てられないのです。こんな不安定な状況で育てられたユーサクは、幸せになれるのでしょうか?勿論、身勝手な花音がいけないのです。でも迷わず父親になる選択をした静男は、自分が得られなかった家族をユーサクに望んだのではないでしょうか。ユーサクは欲しかった玩具ではありません、人なのです。続→

2010/06/21

真理そら

14歳のパパは相手に産み逃げされてしまったのでシングルファーザーとして頑張っている。トーサマとしてくじけそうな自分を奮い立たせているのはけなげでいいのだが…。産み逃げ女にも、保護者としての役割を放棄している両親にもあきれてものが言えない気がして読後感は良くない。山本作品としては珍しく読み進めるのがきつかった。

2023/10/25

takaC

久々に「読書時間損した」気分になる一冊でした。何の救いもなければ、何の教訓もなし。これでも改稿前(連載時)よりはましになったんでしょうか?あと、どうでもいいけど”通過儀礼”の言葉の意味間違えてないですか?

2011/02/17

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