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ジェノサイド

ジェノサイド

ジェノサイド

作家
高野和明
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2011-03-30
ISBN
9784048741835
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ジェノサイド / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

最初から最後まで破綻することのない構想。個々のエピソードは、その細部に至るまで実に緻密に組み立てられている。都合がよすぎるところもないではないが、物語を引っ張る緊迫感とスピード感はなかなかのもの。また、薬学に対する細密な描写が、物語全体のリアリティを高めている。

2012/01/21

海猫

全盛期の田中光二作品を思わせる冒険SF。あの手この手の様々なジャンルの要素を詰め込んで雑多にせず、一本の骨太いサスペンスにまとめる手腕が見事でぐいぐい引っ張られる。特にラストスパートが素晴らしい。一方で背景にある歴史観やイデオロギーに賛同できない部分が多々あり、白けてしまうのも事実。これでは作品のテーマを自らぶち壊しにしているのではないかな。大いに読ませるが感銘するには至らず。

2012/02/01

射手座の天使あきちゃん

オーヴァル・オフィスの不穏なミーティングが幕開けです 難病の新薬創薬に挑むサイエンスあり、混沌の地アフリカでの残酷非情の戦闘スペクタクルあり、そして聖書(出エジプト記)を模した出アフリカあり、F-22ラプター・スクランブル発進の航空サスペンスもあります 彦摩呂さん風に言うと「これはお話の宝石箱やあ~!」(笑)  しかし、これは超人類誕生とそれに関わる人間達のヒューマンドラマだと思います 1,800円は高くない!!(笑)

2012/10/01

takaC

成田空港で読み始めベンガル湾上空で読み終えた。面白かった。全世界盗聴システム『エシュロン』が実在するかもと思うとここにも下手なこと書けないな(笑)。『複雑な全体をとっさに把握する』力を養いたい。ところでアメリカ人でも軍関係者だったらMKS単位系使うんだろうか?そして、キミヒコ・カシワバラ…

2012/03/25

遥かなる想い

2011年度このミステリーがすごい!国内部門第一位。まずスケールの大きさに感服。コンゴと日本を結ぶキーワードが新人類とは…瀬名さんの『パラサイトイブ』を彷彿させる展開に度肝を抜かれたが、著者が昔映画科に在籍してことを知りなぜか納得…それにしてもコンゴと日本を交差させながらひとつの物語に仕上げていく筆力は見事としか言いようがない。理科系の文科系に対する微妙な感情も文中に現れて面白かった。

2013/04/30

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