KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

黄泉坂案内人

黄泉坂案内人

黄泉坂案内人

作家
仁木英之
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2011-07-01
ISBN
9784048742092
amazonで購入する

黄泉坂案内人 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ヒロ@いつも心に太陽を!

この世とあの世のはざまでは人間と妖や神様が共に暮らしている村があり、迷える魂を救ってあの世へ送っているそうな。うーん。キャラもスキだし面白かったけど、ラストが好みではない。これはあくまで表紙からもう少し明るい最後を期待していた自分の勝手な思いであり、私はにぎやかなハッピーエンドが好きだという好みの話なのだけれど。彩葉がどういう経緯を経て入日村に存在するのか、速人の性格、ごまかしてきた村人たちの本心など考えればあのラストはそうならざるをえないのかなって思えるけど、もやもやした気持ちが残った。

2011/10/22

みかん🍊

シリーズ3巻を先に読んでしまったため1巻へ戻る、会社が倒産しタクシー運転手をしていた速人はの世とこの世の境目に迷い込む、そこで未練を残し成仏できない魂を救いあの世へ送る仕事をする事に、「銀河に乗って」が良かった、幸せに暮らしていても心の奥に戦争で特攻にいたが自分だけ助かってしまった事にずっと申し訳なさを感じていた老人、ほんとに当時の日本軍はなんて愚かなんだろう。結末はあれだけど先を知ってしまっているので後味は悪くない。日本の原風景、死なない人間と妖と神様が暮らす村、果たして幸せなのか。

2017/09/07

ひめありす@灯れ松明の火

あなたの心残りは一体なんですか……?死んだって、死にかけだって、人はそんなに心やさしく荘厳なものにはきっとなれない。だからこれは人の物語の、最後の通過儀礼。これを乗り越えて、人がまた次のステップを進んでいく。みんなその人にしか理解しえない心残りを持っているから、そういうものに直に触れなくてはならないハヤくんはきっとすごく大変だったんじゃないかと思う。タクシーにはきっと、いろいろな事情も乗っているんだ。それでも冬に雪の降る音を聞きたくて、その音色の様な微かな希望を胸に彩落ちる葉と共に、今日も晩秋の坂を走る。

2011/11/02

Penguin

出て来る妖怪が魅力的!〔ねこのこ〕〔銀河にのって〕で、ウルッと…。最後はちょっと切なく、寂しくなった。素敵なお話なんだけど、関西弁がちょっと読みにくいし、馴染みがないので読解に苦労した(-.-;)

2011/10/05

のほほん@灯れ松明の火

あぁ、こんなラストとは…。2話目からの未練を断ち切れない人達とのやりとりがとっても良かったので、こういう展開の話が続くのかと思いきや、まさかの村長で…。 ほのぼのしたラストを期待していたので、よけいに切なかったです。

2011/11/22

感想・レビューをもっと見る