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死を語り生を思う

死を語り生を思う

死を語り生を思う

作家
五木寛之
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2011-08-06
ISBN
9784048742153
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死を語り生を思う / 感想・レビュー

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小豆姫

死についての思いは、人それぞれ。小説家の小川洋子さんと免疫学者の多田富雄さんとの対話が心に残った。

2021/04/27

かりんとー

多田先生の胸腺の話が面白かった。輪廻とかあの世とかもいいんだけど、死を科学的な現象として捉えることで死の恐怖を減らすことができるような気がする。

2017/03/13

ダグラスまま

五木寛之さんが小川洋子さんや瀬戸内寂聴さんなどと死について考える対談集。私がいままで「人間が死ぬ」というのを強烈に実感したのはじいちゃんが死んだときである。棺桶にすがりつき泣くばあちゃんを見て、これが死であると痛感した。当時中学生です。この本を読んだから考えが変わったという部分は特になかったのだけど、脳死は死か?という議論は特に興味深かった。私は死んで、腐り始めてからじゃないと火葬してほしくない。臓器は娘たちにしかあげたくない。瀬戸内寂聴さんがいうように、若いと死がピンとこないのも当然なのかもしれない。

2012/12/01

すうさん

小説家の小川洋子さん、宗教家の瀬戸内寂聴さん、芸術家の横尾忠則さん科学者の多田富雄さんとの生と死についての対談集。作家五木寛之が本業以外の造詣も深いことから、対談して人たちの考え方が際立っている。特に脳だけが人間の司令塔でなく、脳でさえも身体から拒否されることもあるということは、この本の初版の1994年の段階ではわかっていたことに驚かされる。科学者の意見でさえそうなのだから、「自分」や「こころ」は一体どこにあるかさえわからないと思う。さおさら横尾氏の「死後の生」の話は奇抜だが否定できないと感じた。

2018/01/11

clear

死を身近に感じたことがなく、意識しにくいので何か参考になればと思い読んでみた。多田富雄さんとの対談が興味深く、中でも「脳死とは人の死か?」が面白かった。移植のお話で免疫系は脳を拒絶できるけれど、脳は免疫系を拒絶できないのは初めて知りました。難しいなあ。

2015/03/22

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