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硝子の鳥

硝子の鳥

硝子の鳥

作家
新堂冬樹
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2011-09-01
ISBN
9784048742238
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硝子の鳥 / 感想・レビュー

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ミロリ

ヤクザや麻薬が蔓延る裏社会で公安vs刑事vs北朝鮮マフィアの潰し合い。常に相手の弱みをつかみながらの駆け引きが面白い。バックには巨大な組織があるのにみんな個人戦な感じが良かった。実際のところ、裏ではグロテスクな世界が広がってるのだろうか……マフィアに変な先入観を持ってしまった。李の瞬殺な殺人技にはビックリ。そして彼も従うラスボスのお嬢ちゃんには圧巻。出来すぎのワケは“洗脳”いかにも北朝鮮だなという印象を受けた。梓同様、省吾を完全に恋人と思っていたので、ラストは彼女といっしょに切なくなった……。

2014/06/21

流花

本名もそれまでの過去も捨て、現実も偽りだらけの公安捜査官。恋も出来ず命の危険もある職業なんて相当な覚悟がないと就けないな… 実際にそんな仕事に就てる人達がいると思うと感慨深い、またヤクザ達となあなあになり甘い蜜をすいながら寄生虫のような刑事もいると思うと暗澹たる気持ちにもなる。両極端の考えが行き来するお話でした。ちょっと想像するにはグロテスクな箇所もあったけど、なかなか面白かった。

2014/01/25

岡 幸治

久しぶりに満足できた新堂本。次から次へと悪が出てきます。最初の悪、佐久間刑事がすぐ泥沼に嵌っていき、李の人を人とも思わぬえげつなさ。子悪党に見えた須崎の狡猾な悪。気持ちがいい位悪を見せてもらいました。残りページが少ない所で李があっさり殺され、このタイミングから新しい悪が出てきても物足りないよと思いながら読み続けると意外なエンディングが。私は好きですね。

2014/10/14

LIBRA

前半からグイグイ読ませる感じで面白かったです。北朝鮮マフィアのかなり残酷なシーンがいっぱいあります。冷酷で残忍な犯人像です。また、誰と誰が裏で繋がっているのかと展開がハラハラしました。しかし、後半あんなに強かったマフィアボスの李が直ぐやられてガッカリでした・・また、主人公の女公安刑事と・・予想がついてしまうありがちなストーリーになってしまいました。佐久間刑事の切羽詰まった心境が良く著されていたと思います。 ちょっと怖い物みたさ気分な時におススメです

2013/11/22

うめけろ

面白かったです。ほぼ、一気読み。普段は勘の悪い僕にしては珍しく、最初の方で彼がキーになると読んでいて、結果、その通りだったのですが、それも含めて面白かったですね。公安関係の物語に恋愛を持ち出すのはご法度かなという気もしましたが、最後、彼がそうきたかーというのもちょっと意外感があって良かったです。意外なのに安心できた、みたいな。コンジュがその後どうなったかが気になったので、そこも書いて欲しかったんですけどね~。

2012/10/03

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