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南十字星の誓い

南十字星の誓い

南十字星の誓い

作家
森村誠一
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-07-28
ISBN
9784048742504
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南十字星の誓い / 感想・レビュー

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プクプク

昭南島と呼ばれた時代があったことなど忘れてしまいそうな現代のシンガポール。戦時下に敵味方なく文化財を守ることに力を注いだ人たちの物語。 私にとってスパイダーリリーもこの博物館も植物園もたくさんの思い出が詰まっている。いろんなことを思い出しながら読了。

2015/07/13

TOKUMOTO

本作品は事実に基づいた創作です。とあり、実在の人物もでてくるので、それらの人物の逸話や、淡々と記述されている戦争の事実と、館・園を守る繭やテオの活躍する創作の部分が交差しながら物語が展開する。ミッドウエー開戦、インパール作戦、ガダルカナル、本土空襲などの事実も記載されており、シンガポールを中心にした物語を通して太平洋戦争の結末を物語る。

2014/10/25

Tac

太平洋戦争中、日本の占領下であったシンガポールで、ラッフルズ博物館・植物園に残された文化財を守った人々の物語。戦時中ということで、結構重たいテーマですが、テンポよく話が進み、一気に読み終わりました。このあたりの歴史はあまり詳しくないので、どこまでが史実でどこからが創作か分かりませんでしたが、最後まで緊張感の続く展開で、エンターテインメントとしても楽しめます。数年前、シンガポールに観光に行った時に、この植物園やいくつかの戦時中の史跡などを見学しましたが、改めて当時の話を読むと、今の平和な時代に感謝しますね。

2012/10/11

どら母 学校図書館を考える

シンガポールの植物園 博物館を太平洋戦争の戦中、戦後から守った人々…。エルミタージュにも、バスラにも、様々な場所、時代に、文化を保護する人々はいたのだと、思いを馳せる。 「事実に基づいた創作です」の一言が重い。日本軍のやったシンガポールのホロコースト…目をふさぎたくなる描写も多い。 ただ、繭がスーパーウーマンすぎて、ちょっと、??と思うところも…。

2012/10/10

あっこ

戦争という重いテーマだったけど。この戦争で日本軍が行った恐ろしい行為。人の命が当たり前のように奪われる日常の中で、未来のために行動できた人たちがいたなんて、感動した。

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