老いの正体 認知症と友だち
老いの正体 認知症と友だち / 感想・レビュー
starbro
森村 誠一は数十年間、読み続けている作家です。著者も90歳手前、認知症も一部発生し、流石に自力だけでは作品が書けなくなっているようです。もしかしたらラストの作品かも知れません。 https://www.kadokawa-zaidan.or.jp/product/302112000216.html
2022/05/20
あすなろ
前作で老人性鬱や認知症であると告白された上で想いを綴られた森村氏。僕もそうだがその反響は大きかった様でその続編的な本書。兎に角生きる強さを勉強させて頂ける。更にその想いは前著より強く感じる。歳を重ねることや認知症・鬱に関して僕は知るという立場でしか現在ないが、本書は前著と併せ様々な年代にとって色々考えさせられ、力を与えてくれるのではないか。特に森村作品に触れた事ある読書好きの方には希望となろう。なお、本書で作品では強い人物を描いてきたが、自らは弱い人間だと記されている。否、先生全くそんな事はないですよ。
2022/09/25
ヒデミン@もも
森村誠一さんの作品は、過去に随分読んだ。しっかりされた知識豊富な印象。誰にでも平等に死は訪れる。老いを感じると言うことは、ある意味長く生きてる証。取り敢えず日々を後悔しないように生きていこうと思う。
2022/06/18
ユウユウ
星3。森村誠一さんは先日亡くなってからまだ小説は読めていない。でも考え方はとても惹かれるものがあった。認知症もうつも患って、それでもゆっくり前向きに進む姿に憧れさえ覚えた。
2023/09/08
かたぴぃ
亡くなられる1年前に描かれたこの本は、認知症、うつ病を発症しながら、編集者の手を借りつつの執筆。作家である氏の89歳の生きてある日々。『老いることのマイナス面は受け入れたうえで、価値ある日々、価値ある老い方というものを考えて行けばいいのである。』『認知症になろうが、歩くのに不自由するようになろうが、夢や生きがいをなくさないようにしていれば、価値ある日々を送ることはできる。』人間若返ることはできないので、上手に年をとっていければ、といつも考えている。これからの年代を生きていく上で、参考になりました。
2024/08/31
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